伊藤洋輝、日本人史上5人目のブンデスリーガ制覇!…負傷に苦しむも加入初年度にタイトル獲得

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2025年05月05日 04:14  サッカーキング

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昨年夏にバイエルンへ加入した伊藤洋輝 [写真]=Getty Images
 バイエルンが2シーズンぶりにブンデスリーガを制覇した。

 昨年夏に就任したヴァンサン・コンパニ監督の下で安定した戦いを披露し、第3節終了時点から首位の座を一度たりとも譲っていないバイエルン。現地時間3日に行われた第35節ライプツィヒ戦では、2点ビハインドから逆転するも、ラストプレーで追い付かれて優勝決定ならず。それでも、2位レヴァークーゼンが現地時間4日の試合で引き分け以下に終わった場合には、2シーズンぶりの優勝が決まる状況となっていた。

 連覇へのわずかな可能性を残していたレヴァークーゼンは、日本代表MF堂安律が所属するフライブルクと対戦。44分にゴラッソを叩き込まれると、後半開始早々にもオウンゴールで失点し、2点のビハインドを負う苦しい状況に。終盤にフロリアン・ヴィルツとヨナタン・ターがネットを揺らして同点としたが、勝ち越しゴールを奪うことができず、試合は2−2で終了した。

 この結果、レヴァークーゼンはバイエルンとの勝ち点差を縮めることができず。残り2試合で「8」ポイント差を逆転することが不可能になったため、バイエルンの2シーズンぶりの優勝が決定。同クラブにとっては歴代最多を更新する通算34度目のマイスターシャーレ獲得となった。なお、ここまで32試合を消化しての戦績は23勝7分2敗となっている。

 昨年夏にシュトゥットガルトから完全移籍加入した日本代表DF伊藤洋輝は、ブンデスリーガでここまで6試合に出場している。プレシーズン中に右足の中足骨を骨折し、新天地デビューが叶わぬまま長期離脱を余儀なくされたが、今年2月に復帰すると、ブンデスリーガ第23節フランクフルト戦では加入後初ゴールをマーク。その後再び中足骨を骨折し、現在に至るまで離脱が続いているが、加入初年度で初タイトル獲得となった。

 日本人選手がブンデスリーガを制覇したのは、今回の伊藤が通算5人目。過去には奥寺康彦氏(1977−78シーズン/ケルン)、長谷部誠氏、大久保嘉人氏(ともに2008−09シーズン/ヴォルフスブルク)、現セレッソ大阪所属の香川真司(2010−11、11−12シーズン/ドルトムント)がマイスターシャーレを掲げている。

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