


私には乳製品アレルギーがあります。もちろんコウタロウも知っています。だから私の分のケーキを買ってこなかったのでしょう。ちなみにユイちゃんの披露宴でも、コウタロウはとんでもない無神経なことをしでかしていました。

おめでたい場で、コウタロウの行儀の悪さを大声で叱るわけにもいきません。私は家に帰ってからあらためてコウタロウに抗議しました。「何やってんのよ、みっともない。あんなに親戚が大勢いる場所で、恥ずかしいと思わないの?」


ユイちゃんがわざわざ式場と打ち合わせして、アレルギー対応をしてくれたのに……。コウタロウは「ナオが食べられないだろうから食べてやっただけ」と、まったく反省していません。
私が自分のアレルギーについてさんざん説明しても、コウタロウはよくわからないといった雰囲気。理解しようという気もないのです。コウタロウにとってアレルギー食材はただ単に「私が食べないもの」という程度の認識なのでしょう。
だから母の日の主役を差し置いて、目の前で自分たちだけケーキを食べたって何とも思わないのです。あまりの配慮のなさに悲しくなってしまいます。
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原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子