吉村誠之助騎手が“武豊超え”へ NHKマイルCで史上最年少JRA・GI制覇なるか
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2025年05月05日 08:00 netkeiba

NHKマイルC2025に出走するランスオブカオス(c)netkeiba 武豊騎手超えとなる「19歳4カ月」でのJRA・GI初制覇なるか。新進気鋭の2年目、吉村誠之助騎手がNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)で快挙を狙う。
吉村誠之助騎手は昨年3月2日にデビュー。父・智洋騎手が兵庫県競馬のトップジョッキーという縁もあり、1年目は園田でも数多く騎乗した。初勝利は3月24日の阪神11R・六甲S。減量特典がない特別戦、しかもメインレースでの初白星は話題になった。以降も順調に勝ち星を積み重ね、1年目は最終的にJRAで33勝、地方で19勝の活躍。最優秀新人騎手賞は高杉吏麒騎手に譲ったものの、年間を通じて騎乗停止が無かったことなども評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞(関西所属騎手新人特別賞)に選ばれた。
そんな充実したルーキーイヤーに出会ったのが、今回もタッグを組むランスオブカオス(牡3、栗東・奥村豊厩舎)だ。12月初めの2歳新馬戦でデビュー勝ちを飾ると、続く朝日杯FSで3着と確かな素質を見せつけた。明け3歳初戦のきさらぎ賞でも3着と好走。前走のチャーチルダウンズCでは直線で馬群を割って鋭く伸び、人馬ともに初タイトルを手にした。NHKマイルCにも主役候補の一頭として参戦する。
今回勝利すれば、武豊騎手の19歳7カ月23日を上回り、19歳4カ月8日で「史上最年少JRA・GI勝利」の記録に。先週末もユニコーンSを制し、若武者は勢いに乗っている。吉村騎手は東京競馬場での騎乗経験は無いが、若さあふれる思い切った手綱さばきでビッグタイトルを手にして欲しい。
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