
ゴールデンウイークも終盤に差しかかった。石破茂首相も、年末年始以来の大型休暇に入ったようだが、世間の風当たりは強いようで……。
石破首相の静養
「石破首相は4月27日から30日、ベトナムとフィリピンを訪れ、5月1日と2日は首相官邸などで公務をこなしたそうです。3日からは東京都内のホテルに移り、6日まで趣味の読書などを楽しみつつ、静養する予定だとか。しかし、このホテル滞在に批判の声があがっているんです」(全国紙政治部記者)
セキュリティー面を考慮すると、首相が宿泊するとなれば都内の高級ホテルだろう。また、スイートルームともなれば値段は跳ね上がる。
「大型連休なので、都内のスイートルームの場合、1泊1室あたりで20万円を超えることが予想されます。経済的にかなりの余裕がある方でないと、簡単には泊まることはできません。一方、一部のアンケート調査によると、連休は自宅で過ごすと答えた人が4割近いというデータが出ています。それは紛れもなく、近年の物価高騰によるものだと考えられます」(ウェブメディア編集者)
ネットでは、首相も休養は必要だという前提で、
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《物価高騰やインバウンドでホテルも高額になり、国民の多くが巣篭もりGWや、なるべくお金を掛けない旅の仕方をしてるんです。ご存知でらっしゃるのかな?》
《リフレッシュついでに地元の鳥取に帰ってレンタカーでも借りてドライブしたり、スーパーで買い物してみたらいい》
など皮肉な意見も散見された。
さまざまな物価高騰の中でも、特に注目されているもののひとつとして、米の高騰が挙げられる。政府が備蓄米の放出を始めたにもかかわらず、4月14日から20日の間にスーパーで販売された米は、5キロ当たり平均4,220円と発表された。これは16週連続の値上がりで、最高値を更新したことになる。
「主食である米は欠かせないが、これほどまでに値上がりすると気軽に買えないとの意見もあり、国民の生活は苦しくなる一方です。にもかかわらず、石破首相は高価なホテル静養ですからね。批判の声が上がるのは否めないかと……。休み明けには、トランプ米政権の関税政策への対応を引き続き求められるでしょう。また、夏の参院選も控えている状況で、多忙を極めることが予想されます」(前出・全国紙政治部記者)
時事通信が行った4月の世論調査によると、石破内閣の支持率は前月比4.8ポイント減の23.1%という結果に。“石破離れ”は進行しているようだ。
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