【京都新聞杯見どころ】強敵相手に善戦してきたキングスコールが重賞初制覇を狙う

　皐月賞でも終いの脚に見どころがあったキングスコールの鋭い脚に注目だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■5/10(土) 京都新聞杯　(3歳・GII・京都芝2200m)

　ゲートの出がひと息で前半は流れに乗れなかった前走の皐月賞でも、直線の伸び脚に目を見張るものがあったキングスコール(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)。休み明けで臨んだ2走前のスプリングSでも上位争いをしたように能力は十分。初戦でのちの阪神JF3着馬に勝ったようにポテンシャルは高く重賞初制覇は目前。鞍上は坂井瑠星騎手。

　まだゲートの出が安定しないエムズ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だが、それでも連勝と素質の高さは言うまでもない。日が経つに連れて馬体が増えて成長している点は良い傾向。姉はGI勝ち馬のダノンファンタジーという良血で、この馬も重賞級のポテンシャルの持ち主だ。鞍上は松山弘平騎手。

　その他、距離延長で更にパフォーマンスが上がるデルアヴァー(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)、京都外回りコースが合いそうな連勝中のトッピボーン(牡3、栗東・笹田和秀厩舎)、名牝リスグラシューの半弟で強敵相手に善戦してきたネブラディスク(牡3、栗東・福永祐一厩舎)らが日本ダービー出走へ向け鎬を削る。発走は15時35分。