イングランド2部優勝を果たした熊谷[写真]=Getty Images
ウィメンズ・チャンピオンシップ(イングランド女子2部)の最終節が4日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)DF熊谷紗希が所属するロンドン・シティ・ライオネスが悲願の優勝を果たし、来シーズンのウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子1部・WSL)昇格を決めた。
ロンドン・シティ・ライオネスは最終節で2位バーミンガムと対戦。勝ち点差「2」で迎えた事実上の“優勝決定戦”となったこの一戦は、2−2の引き分けで終了。2点のリードを追いつかれる展開となったが、勝ち点差を維持し首位の座を守り切ることになり、クラブ創設以来初となるWSL昇格を手にした。
なお、今年1月にイタリアのローマから電撃移籍を果たした熊谷は、この試合で先発フル出場を飾っている。
ロンドン・シティ・ライオネスは、2019年にミルウォールから独立して設立されたクラブ。ウィメンズ・チャンピオンシップには6シーズン連続で所属していたが、今シーズンついに頂点に立った。
イギリス『BBC』は、「男子チームを持たないチームが初めて、1部を戦うことになる」と紹介。直近2シーズンは昇格クラブが1年で2部に降格していることも指摘しており、「この夏にはさらなる有名選手が加入する予定」と1部定着へ向けて、強化を進める計画を伝えている。
【動画】熊谷所属のロンドン・シティ・ライオネスが1部昇格決定!