井上尚弥、2回にまさかのダウンも8回に逆転のTKO勝ち ! 4団体統一戦4度目の防衛成功 世界戦史上最多23度目のKOの勝利

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2025年05月05日 13:14  TBS NEWS DIG

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■ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 王者・井上尚弥 (8ラウンド45秒TKO勝ち) 挑戦者・ラモン・カルデナス(日本時間5日、米・ラスベガス)

世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32、大橋ジム)が、WBA世界同級1位のラモン・カルナデス(29、アメリカ)と対戦、第2ラウンドにダウンを喫したものの、第8ラウンドで逆転のTKO勝ちを収めた。井上は4団体統一戦で4度目の防衛に成功し、今回の勝利で、世界戦史上最多となる23度目のKO勝利という記録も更新した。

重量級が人気のボクシングの本場・アメリカで軽量級の日本人ボクサー・井上がメインイベントに登場、井上の名前がコールされると会場は大歓声に包まれた。

第1ラウンド(R)、29戦無敗の“モンスター”井上は強くて速い左のジャブを繰り出す。相手のカルデナスはガードを高くあげて防御。第2R終盤に、相手のパンチで鼻血を出した井上。さらに、自身の打ち終わりで相手の左フックを顔面にもらってまさかのダウン。すぐに立ち上がったが、ゴングに救われた。

第3Rも有効打を打てず、相手のパンチを受けた井上。第4R序盤は、ガードを固める相手を攻めあぐねたが、終盤に入ると徐々に左フックが顔面を捉え、左ボディも決まるようになる。第5Rは一進一退、続く第6R、井上の右ストレートが相手の顔面にヒットすると、ロープ際に追い詰め、ラッシュをかける。左右の連打で圧倒し、井上がペースを握る。

第7R、強烈な右のボディで相手をぐらつかせると、終盤、右ストレートが炸裂しついにダウンを奪う。そして迎えた第8R、開始からラッシュをかける井上が、カルデナスをコーナーに追い詰め左右の連打。防戦一方となった相手と井上の間にレフェリーが割って入り、井上のTKO勝ちとなった。

リング上でのインタビューで井上は「今日の試合を見て頂ければ僕が、殴り合いが好きだということがお分かりになったと思います。すごく楽しかったです」と笑顔を見せた。

■井上尚弥(いのうえ・なおや)
1993年4月10日、神奈川県座間市出身。2012年10月、プロデビュー戦を4回KO勝ちで飾る。29戦29勝(26KO)。身長1m65、リーチ1m71。大橋ジム所属。

このニュースに関するつぶやき

  • おめでとうございます。これで世界戦KO23勝で単独世界記録達成です。これまで「褐色の爆弾」と言われたジョー・ルイスと並んでいた。実に77年ぶりの記録更新です。
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