
カセットテープやレコードといった、懐かしいアナログメディアが注目されており、それらを再生できるプレーヤーも人気を集めています。中でも、1970〜80年代を思い出させるレトロなオーディオ製品はとても魅力的なアイテムです。
今回はレトロオーディオ製品の中でも、レコード&カセットテープなど、複数のメディアを扱える「コンポ」タイプのおすすめ製品を紹介します。
●懐かしさとあたたかなサウンドをたのしめるレトロオーディオ
現在主流となっている、スマートフォンや携帯プレーヤーで再生するデジタルオーディオでは、CDなどの音楽メディア自体を扱うことが少なく、ほとんどの場合が楽曲データを保存して聴くスタイルとなっています。
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過去に主流だったカセットテープやレコードは、保管に場所を取るものの、アルバム1枚が丸ごと1つのメディアとなるので、愛着がわきます。カセットテープは自分自身で好きな曲を、好きな順番で録音して連続で聴くといった楽しみ方もできます。また、レーベルなどを作成して好みのデザインにするのもカセットテープならではの楽しみの一つです。
カセットテープやレコードは、操作性もアナログチックで、「よし、音楽を聴くぞ」という新鮮な気持ちになれるのも大きな魅力です。カセットテープならメカニカルなボタンでヘッドがテープに接触する、レコードプレーヤーなら盤に針を落とす──そういった一つ一つの動作が、一味違った音楽の楽しみ方を提供してくれるでしょう。
●レコード、カセットテープ、CDを1台で|山善「キュリオム マルチレコードプレーヤー MRP-M100CR」
山善のマルチレコードプレーヤーです。レコード、カセットテープ、CDを1台で楽しめます。木製のキャビネットを採用しており、レトロな雰囲気満点です。
レコードやカセットテープなどからUSBメモリやSDメモリーカードへの録音も可能です。デジタルデータの対応メディアがSDカードだけではなく、USBメモリにも対応しているので、SDカードスロットが搭載されていないパソコンでも手軽にデータのやりとりができるのは便利なポイントです。
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AUX入力(3.5mm ステレオミニジャック)、ライン出力(RCA)、ヘッドフォン出力を備えており、外部のアナログ機器との接続もOK。本体サイズは44.5×33.5×23.5cm、重量は6.8kg。
山善ビズコムでの価格は1万7800円(税込、以下同)です。
●ダビングできるダブルカセット搭載モデル|TOHSHOH TCD-389W
ダブルカセット搭載のミニコンポ。懐かしい「カセットからカセットへのダビング」ができるモデルです。
レコード、カセット、CD、ラジオからカセットテープへの録音が可能です。ボタンは全て日本語表記で、シニアの方も安心して使えます。デジタルデータは扱えませんが、「よく分からないボタン」などに惑わされることはなさそうです。カセットテープは60分未満のテープの使用が推奨されており、90分や120分といったテープは絡んだり切れたりする恐れがあるので注意しましょう。
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レコードプレーヤーは33・45・78の3回転に対応し、オートストップ機能を備えています。ラジオはAM/FM放送に対応、アナログ方式で、ワイドFMに対応します。本体サイズは29×31.8×28.6cm、重量は6.5kg。
実売価格は約1万5000円から。
●サブスク音楽にも対応したダブルデッキコンポ|aiwa audio -G MCA1
「アイワ」ブランドのマルチコンポーネントオーディオです。レコードプレーヤー、CDプレーヤー、ダブルカセットデッキに加え、Bluetoothレシーバー機能やUSBメモリ録音再生機能も備えています。
セパレートスピーカーは本体とワイヤレス接続のため、自由なレイアウトが可能。ライン出力端子(RCA)を備えているので、アンプや外部スピーカーへも接続できます。Bluetooth受信機能でスマホのサブスク音楽を再生したり、カセットやUSBメモリへ録音したりと、アナログとデジタルをシームレスに楽しめます。
PLL方式ワイドFMチューナー搭載でラジオ放送の受信も可能。レコードは、33/45/78回転に対応、LP/ドーナツ盤/SP盤を1台で再生可能できます。
楽天のaiwaシリーズ公式オンラインストア「aiwaダイレクト」での価格は4万3780円です。