A・アーノルド、6歳から育ったリヴァプール退団を正式発表「簡単な決断ではなかった」

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2025年05月05日 19:24  サッカーキング

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今季のプレミア優勝を置き土産に、リヴァプールに別れを告げたA・アーノルド [写真]=Getty Images
 リヴァプールは5日、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが、契約満了に伴い、今シーズン終了をもって同クラブを退団することを正式発表した。

 A・アーノルドは1998年10月7日生まれの現在26歳。リヴァプールで産声を上げ、6歳にして同クラブのアカデミーに入団すると、そこから各カテゴリーを順調に踏破。2016年10月、カラバオ・カップ(EFLカップ)のトッテナム戦で待望のトップチームデビューを飾ると、2017−18シーズンには右サイドバックのポジションを脅かすまでに成長。翌2018−19シーズンからは不動の主軸として活躍を続けている。

 これまでリヴァプールでは公式戦通算352試合のピッチに立ち、23ゴール92アシストを記録。2019−20シーズン、そして今シーズンのプレミアリーグ優勝に大きく貢献したほか、2018−19シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇も経験。リヴァプールでは通算9つものタイトルを手にした。

 A・アーノルドは今シーズンもここまで公式戦42試合のピッチに立つなど、ケガをしていた期間を除くと、不動の主力としてリヴァプールのリーグタイトル獲得に貢献していた。だが、リヴァプールとの現行契約は今季終了時までとなっているなか、なかなか新契約は締結されておらず、シーズン終了前のこのタイミングで、正式に退団が伝えられた。なお、既にレアル・マドリードへの完全移籍で合意しているとも報じられている。

 6歳のころから育ったクラブを離れる決断を下したA・アーノルドは、クラブを通して次のようにメッセージを残している。

「何よりもまず、簡単な決断ではなかったと伝えたい。この決断には、たくさんの考えや思いが詰まっている。僕はもう20年間ここにいて、そのすべての時間を愛し、すべての夢を達成し、ここでやりたかったことのすべてをやり遂げた」

「20年間、1日も欠かすことなく、僕にできるすべてを捧げてきたと自負している。このような日々を過ごすなかで、選手としても、人間としても、新たな変化と挑戦が必要だと感じるようになった。そして、今がそのための適切な時期だと思うんだ」

「サポーターのみなさんに言いたいことはたくさんある。一番は感謝だ。みなさんは僕にとっての最初の日から、僕と一緒にいてくれたし、僕を支えてくれた。サポート、愛、みなさんがしてくれたことのすべてが、僕にとっては決して見逃せないものだった。その気持ちが伝わっていてくれたら、そして僕がクラブのためにできることのすべてを捧げていることを感じてもらえたならば、こんなにも嬉しいことはない」

「僕はただ、今シーズンの最後まで、継続して試合に勝ち続けられることを願っている。僕の決断が生み出しかねない雑音は、今季の僕らが成し遂げた事実から目をそらすものではないよ。素晴らしいシーズンだった。その一員になれたことは素晴らしいことだ。そして、みなさんにはこのニュースにあまり長くとらわれてほしくない。それよりも、このチームの選手たちが成し遂げたことを祝ってくれることを願うよ」


【ハイライト動画】リヴァプールが今季のプレミア優勝を決めたトッテナム戦


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