
昔のGWについて、昔の映像を入念にチェックして調べてみました。いろんな発見があり、これを見ればGW明けに会話の主役になれるかもしれません。
【写真で見る】空き巣、家族サービスでぐったりなお父さん、渋滞…昔から“あるある”なGWの光景
1959年のGW映像を発見 今も昔もよくある光景とは?吉村恵里子キャスター:
TBSに眠るGWの映像では、一番古いものだと1959年(66年前)のものが見つかっています。
まず千葉県の稲毛海岸では、たくさんの人が潮干狩りを楽しんでいました。この頃にはGWのレジャーが定着し、「レジャーブーム」という言葉も登場したそうです。
続いて京王電鉄の新宿駅の様子を見ると、かなり混雑し、席も取り合いになっています。電車で遊びに行くのも定番だったようです。
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また、多摩川では、ボート遊びをする姿が見られました。
昔のGWの映像のなかに、今でもよくある光景がありました。
それはGWを狙った「空き巣」。長く家を空けるときは空き巣のターゲットになってしまうというのは、昔から変わらないGWの光景だということです。
井上貴博キャスター:
この頃は多分、GWという感覚はないですよね。
出水麻衣キャスター:
ただ、この時期は皆さん、少し時間を取ってお休みされていたということでしょうか。
吉村キャスター:
1970年代のGWでは、“意外なレジャー”が人気でした。
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1975年の人気スポット・上野動物園の映像を見ると、行列と人だかりができています。皆さんのお目当ては、もちろんパンダ。今もそうですが、当時から大人気でした。
そして、家族サービスをしているお父さんたちはベンチでぐったり。これも昔から“あるある”だったということです。
さて、いろいろな昔の映像をチェックしてみると、あるレジャーが人気だったことがわかりました。
群馬県の谷川岳天神平スキー場(1975年当時)の映像が残っていますが、この頃からスキーの人気が高まり、GWに「春スキー」を楽しむのが定番だったといいます。
スキーはバブル期前まで非常に人気でしたから、春まで楽しんでいた方が多かったそうです。
出水キャスター:
両親の世代だと、やはりスキーをやっていたという人は多いですね。
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井上キャスター:
未だに春スキーはありますが、今の時期だとあまり雪が残っていません。
経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
温暖化が進みましたからね。
吉村キャスター:
馬渕さんが今おっしゃったように、温暖化が原因で春スキーが減ったのかと思いますよね。
しかし、群馬県みなかみ町の「谷川岳ヨッホ by 星野リゾート」の担当者に取材したところ、GWでもスキーの雪は2メートルほどまだ残っているそうです。いろいろなイベントもありますし、「レジャーの多様化で春スキーをする人が減ったのかな?」と話していました。
なお、お子さんはそりを楽しんだり、雪だるまを作ったりしていますが、大人に人気なのは雪山でハンモックだそうです。
経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
優雅でいいですね。
吉村キャスター:
GWというと、渋滞が定番ですよね。今も昔も変わりませんが、TBSで一番古い1963年の渋滞映像では、少しだけ違う様子が見られました。
当時はまだマイカーが普及する前なので、観光バスや大型バスで遊びに行く人が多かったということです。
時代が進むと、1969年の渋滞映像ではまだ変化があまりないように見えますが、1975年にはほとんどがマイカーで、普通の乗用車も増えていました。映像を見るだけでも時代の変化が感じられます。
出水キャスター:
いずれにせよGWの時期は、当時から渋滞がたくさんあったということですね。
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<プロフィール>
馬渕磨理子さん
経済アナリスト 日本金融経済研究所代表理事
“日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説