【京都新聞杯展望】好走データに当てはまるショウヘイが中心

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2025年05月06日 06:00  netkeiba

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京都新聞杯に出走予定のショウヘイ(c)netkeiba
 日本ダービーへ向けて重要なステップレースとなる京都新聞杯(GII)。京都芝外回り2200mで行われるこの一戦は、スタミナと瞬発力の両方が問われる舞台だ。近年では19年のロジャーバローズがここでの2着をステップに日本ダービーを制している。今年も多彩なメンバー構成となり、混戦が予想される。

1.前走GIII組の複勝率高く、中心視が妥当

 過去10年のデータを見ると、前走でGIIIを使われた馬は[3-1-3-12]で複勝率36.8%と高い数値を記録している。単勝回収率も171%と妙味があり、GIIIで揉まれてきた経験が生きる傾向にある。一方、前走が未勝利戦だった馬は[0-1-0-29]で複勝率わずか3.3%、複勝回収率も11%と極めて低い。キャリアの浅さが壁となるケースが多く、重賞の舞台では割引が必要だろう。前走1勝クラス組は[5-5-5-40]で複勝率27.3%と十分健闘しているが、GIII組と比較するとやや見劣る。強敵相手のレースを経験してきたアドバンテージは大きいと見るべきだ。

2.前走1着馬は妙味薄、惜敗組に妙味あり

 過去10年、前走で1着だった馬の成績は[5-3-3-49]で、勝ち馬こそ5頭出ているものの、複勝率は18.3%と低い。さらに単勝回収率29%、複勝回収率47%といずれも低調で、人気を集めやすい割には期待値が低いことがわかる。対照的に、前走2着馬は[0-3-1-3]で複勝率57.1%、複勝回収率121%と勝ち馬こそ出ていないが非常に優秀。また、前走4着馬も[2-2-2-8]で複勝率42.9%、単複の回収率も共に100%を超えており妙味十分。前走で勝ち切るよりも、僅差で敗れた馬や掲示板を確保した馬の巻き返しに注意が必要だ。

3.レース間隔は十分に空いた方が好成績

 過去10年のデータでは、レース間隔が中9〜24週空いていた馬は[2-3-2-14]で複勝率33.3%、単勝回収率145%と好成績を収めている。中4〜8週の馬も[5-4-7-45]で複勝率26.2%と悪くない。一方で、中2週で臨んだ馬は[3-1-1-28]で複勝率15.2%、中3週は[0-2-0-8]で複勝率20.0%と、詰まったローテーションではパフォーマンスを落とす傾向が見られる。特に中1週[0-0-0-8]に至っては馬券圏内が皆無であり、厳しい臨戦過程と言える。ダービーを見据える上で、しっかりと間隔を確保し、万全の態勢で臨むことが好走への鍵となるようだ。

 ショウヘイは前走きさらぎ賞で4着。同レース組は過去10年で複勝率66.7%と抜群の相性を誇る。前走4着という着順も、複勝率42.9%、単複回収率100%超えと好データに合致する。中12週とレース間隔も十分に空いていて、実績、データ、ローテーションいずれも強調材料が多く、ここは中心視すべき存在だ。

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