チェルシー戦に先発出場した遠藤航 [写真]=Getty Images リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航のパフォーマンスに高評価が与えられている。
プレミアリーグ第35節が4日に行われ、すでに5シーズンぶりのリーグ優勝を決めたリヴァプールはチェルシーと対戦。3分に先制点を許すと、56分にはオウンゴールから追加点を奪われた。85分にフィルジル・ファン・ダイクのヘディング弾で1点を返したが、後半アディショナルタイムにPKからダメ押しゴールを決められ、1−3で敗れた。
それでも、この試合では優勝がすでに決まっていたこともあり、これまであまり出場機会がなかった選手たちも起用され、遠藤は今季リーグ戦では初となるスタメン出場を果たし、69分までプレーした。試合後、選手採点を発表した地元メディア『THIS IS ANFIELD』は遠藤に6点をつけ、次のように評価をした。
「アルネ・スロットが熱烈に支持するサッカーと、遠藤がなぜ相容れないのかは容易に理解できる。彼は素晴らしい才能の持ち主で、見たいものはすべて見せてくれる。情熱、粘り強さ、直感力があるが、指を鳴らすような瞬発力を発揮し、肩を落とすだけでスペースを空け、針の穴を通すようなボールを操れる選手にはなれないだろう」
「それでも、遠藤は得意分野を貫き、その実力を遺憾なく発揮した。エンソ・フェルナンデスを翻弄して、ロメオ・ラヴィアのパスをブロックして、(モイセス・)カイセドと肩を並べていた」
また、イギリス紙『デイリーメール』は遠藤に「7」点をつけ、「カルトヒーローである遠藤にとって今シーズン初の先発出場となったが、出場機会が少なかった選手の中では最も完成度の高い選手と言えるだろう。力強く、まさに必要とされていたチャレンジを繰り広げていた」と賛辞を送っている。
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