チェルシーに不可欠なカイセド [写真]=Getty Images チェルシーは、エクアドル代表MFモイセス・カイセドに新契約を用意しているようだ。5日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。
チェルシーは2023年夏、プレミアリーグ史上最高額の移籍金1億1500万ポンド(約220億円)をブライトンに支払い、リヴァプールとの争奪戦を制してカイセドを獲得。1年の延長オプションがついた2031年夏までの長期契約を結んだ。
エンツォ・マレスカ監督の下では本職の中盤のほか、右サイドバックとしてもプレーしている。チームの守備に欠かせない存在として、今季公式戦41試合に出場し、チェルシーのファン投票による年間最優秀男子選手と選手が選ぶ年間最優秀選手に輝いた。
チェルシーがカイセドとの契約延長を急ぐ理由はまったくないが、“ブルーズ”は同選手を世界最高のMFの一人と評価。昨夏に2033年夏までの新契約を結んだイングランド代表MFコール・パーマーやセネガル代表FWニコラス・ジャクソンと同様、向上心のある選手に大幅な昇給で報いたいようだ。
また、『テレグラフ』紙によると、カイセドの契約延長とは別に、チェルシーの選手たちの契約には「チャンピオンズリーグ(CL)出場条項」が含まれているという。欧州最高峰の大会でプレーすることにより、約20パーセントの昇給が保証されている。ただし、CL出場権獲得によるボーナスはない。
チェルシーは現在CL出場圏内のプレミアリーグ5位。残り3試合はニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストと難敵揃いだが、選手たちにとっても昇給のきっかけを掴む大一番となる。