食べ物ないのに、ごみを荒らすカラス→小学生は回り道するはめに… 効果があった対策は?

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2025年05月06日 16:10  まいどなニュース

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カラス対策で、本郷東区が設けたビニールごみの収集所。隣接地では住宅地が開発中(南丹市八木町)

 ごみ収集日の集積所に、カラスが寄り集まる。近くの小学生は通学時、回り道をしてよけていた―。京都府南丹市八木町のJR八木駅近くの本郷東区は、対策を図ろうと、金網で囲んだ収集所を新たに区で整備した。

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 八木駅西側で宅地開発が近年進み、120世帯ほどが暮らす同区。カラスに狙われていたのは、船井郡衛生管理組合が月2回集めるビニールごみだった。

 生ごみでないので食料はないはずだが、歩道上に指定された集積所にごみ袋が積み上げられると、カラスに荒らされ続けてきた。ネットを掛けても効果は薄かった。

 同区は、宅地造成の一環で開発業者に土地を提供してもらい、ビニールごみの収集所を昨年末に新設。収集所(間口約4メートル、奥行き約5メートル)の外周を金属製フェンスで囲んだ。

 今後も宅地開発で見込まれる人口増に備えることができ、平田正吉区長(76)は「安全で快適になった」と喜んだ。

(まいどなニュース/京都新聞)

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