“良い妻”を目指すことの思わぬ落とし穴。38歳女性が「前よりずっとラクになった」ワケとは

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2025年05月06日 16:20  女子SPA!

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 恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。これまで4000名以上の女性をサポートしてきました。

 かつてはネガティブで彼への依存が激しい「ブス彼女」だった筆者。自分と向き合うことで「人は変われる」を自ら体感してきた経験から、誰も教えてくれない「幸せな結婚を叶えるために重要なこと」を、相談事例を通してお伝えします。

「いい妻であろうとするあまり、自分をすり減らしてしまう」ーーそんな声を本当によく聞きます。今回ご紹介するのは、結婚2年目の茜さん(仮名・38歳)のエピソードです。

 彼女は平日はバリバリ仕事をこなしながら家のこともきっちりやりたい! と料理も掃除も全力で頑張ってきました。でも、ある日ふと、こんな気持ちが湧いてきたのです。

「なんで、わたしばっかり家事してるんだろう?」

◆「ちゃんとした妻」でいたかった

 茜さんは、こう話してくれました。

「母が手を抜くタイプだったので、自分はそうなりたくなくて。共働きでも“ちゃんとした妻”でいたかったんです」

 でもよく聞いてみると、彼女の頑張りの裏には、“MGG”(無理・我慢・頑張る)が潜んでいました。

◆健康と節約のために、週末に作り置きをしていた
◆家が汚いのがイヤで、平日の夜は毎日クイックルワイパー
◆でも夫は「気にならないよ」と、ほぼ手伝わない

 夫から「もっと気楽にいこうよ」と言われて、“自分の努力を否定された”ようで腹が立った、とも言っていました。

 そんな茜さんに、わたしはこう問いかけました。

「茜さん、それって本当に“心地いい”からやってる? それとも、“良い妻”でいようと、MGG(無理・我慢・頑張る)してない?」

 MGGは、無意識でやってしまうからやっかいなのです。「当たり前」にしてることの中に、違和感は潜んでいます。

◆Step1:自分の感情を書き出す(まずは気付く)

 ここから、「MGGを手放す3ステップ」を解説します。

 ノートに「今わたし、どう感じてる?」と書き出してみましょう。もし「わからない」と思ったら、それすら書いてみる。頭だけで考えるのではなく、手を動かすことがポイントです。

◆Step2:本当はどうしたい? に素直になる

「〜すべき」「〜しなきゃ」と思っていることは、本音ではないことが多いです。

 疲れてるなら、休んでいい。やりたくないなら、やらなくていい。まずは“ほんとの気持ち”を認めてあげてください。

◆Step3:自分を満たす(行動にうつす)

 気付いた本音を、そのまま叶えてあげましょう。

“自分を世界でいちばん大切な人として扱う”

 よく「彼はわたしを幸せにしてくれない」と聞きますが、わたしは思います。

「自分を幸せにできるのは、他の誰でもなく、自分だけ」

 茜さんも、3ステップに取り組みました。

 すると、「彼に問題があると思っていたけど、わたしが勝手に“問題を作っていた”んですね」と気付いたのです。

 そこから、無理していた家事を少しやめてみたそうです。すると、なんとご主人からこんな言葉が。

「最近、惣菜ばかりで家も散らかってて、やっぱり違うなって思った。茜が頑張ってくれてたおかげで、快適に過ごせてたんだね。これからは、僕も家のことちゃんとやるよ」

 それ以来、一緒にまた作り置きをしたり、無理のないペースで家を整えるようになったそうです。

「気づけば、前よりずっとラクに、手料理も楽しめて心地いい家で過ごせるようになりました!」

 MGGを続けると、自分の感情が見えなくなって、気づけば、心も体もボロボロになってしまう。でも、自分をちゃんと見てあげることができたら、そこから夫婦関係も自然と変わっていくんです。

 あなたはどうでしょう? 今、“良い妻”になろうとして、MGGしていませんか?

<取材・文/こめだゆき>

【こめだゆき】
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki

このニュースに関するつぶやき

  • 良い妻である自分って素敵!満たされるー!って人は、それに向かって努力すればいいんだし、悪いことではないと思う。自己分析に欺瞞があると厄介ってだけよね。
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