CLバルセロナ戦へ…インテル指揮官がヤマルを警戒「頭の回転がとても速い」

　インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が5日、チャンピオンズリーグ（CL）準決勝セカンドレグを前にバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルを警戒した。イタリアメディア『TUTTO mercato』が指揮官のコメントを伝えている。

　4月30日に行われたバルセロナとのCL準決勝ファーストレグを3−3というスコアで引き分けたインテル。5月6日のセカンドレグでは、2009−10シーズン以来となるCL優勝へ向け、ホーム『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』でバルセロナを迎え撃つ。

　試合前会見に出席したインザーギ監督は、「ヤマルにボールを持たせないよう努力するが、現代サッカーにおいてそれはほぼ不可能だろう」とコメント。「2人で彼をマーク、あるいは1人が彼を見るにせよ、我々は常に彼に目を光らせるだろう。彼は17歳だが、すでに並外れた才能の持ち主であり、かなりの脅威となる存在だ」と警戒し、次のように続けた。

「チームメイトはみんな彼にボールを持たせようとする。私が感銘を受けたのは、思考の速さだ。頭の回転がとても速い。ボールを受ける前には、次にどう動くべきかをわかっている」

　そしてインザーギ監督は、バルセロナとのセカンドレグに向けて「我々は強豪と対戦することになる。ファーストレグでその実力を身をもって体感した」と語りつつ、「セカンドレグでは、選手たちが素晴らしいプレーを見せてくれるはずだ。高いレベルのパフォーマンス、集中力、そして冷静さが求められる。試合が待ち切れないし、丁度いい緊張感がある」と意気込んだ。