「NHKマイルCが適性ドンピシャ」 馬体派記者が変わり身に期待する一頭とは

0

2025年05月06日 20:45  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

サトノカルナバル(4月30日撮影、(c)netkeiba.com)
 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が5日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。11日(日)に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

 田井氏は複数頭を挙げたが、共同通信杯5着のサトノカルナバル(牡3、美浦・堀宣行厩舎)を1番手にチョイスした。「前走時は厳冬期で冬毛も伸びていたが、すっかり抜けて肢体を輝かせている」と述べ、「筋肉のメリハリも雲泥の差で、特に上腕三頭筋は岩石のように膨張。3歳馬としては破格の立体感を誇る」と絶賛。「推進力を生み出す臀部も、大腿二頭筋の輪郭がはっきり目視できるくらいにパンプアップしており、コンディションの良さは疑いようがない」と力説した。

 続けて、「同馬は函館2歳S出走時、陣営が遺伝子検査の結果が短距離型であると公表している」と発言。これは染色体上にあるミオスタチンという遺伝子タイプを調べることにより、競走馬の潜在的な距離適性が判明するもので、「サトノカルナバルは筋肉が肥大しやすい、つまり短距離が得意になりやすいと診断された」と解説した。

 そのうえで、「筋肉がそうであっても、胴伸びのいい骨格は短距離専門のそれではなく、マイルは十分に守備範囲」とし、「むしろ短距離向きの筋肉は時計勝負に適しており、中距離寄りの骨格は東京の長い直線の末脚比べで真価を発揮するのでは」と期待。「将来的にはより短い距離で活躍しているかも知れませんが」と口にしつつも、「現時点ではNHKマイルCが適性ドンピシャである可能性は高い」とした。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定