
日本カヌー連盟は9月の世界選手権やワールドカップなどに派遣するカヌースラローム日本代表選手を1日、発表した。リオオリンピック™でこの競技アジア勢初の銅メダリスト、カナディアンシングル・羽根田卓也(37、ミキハウス)は、20年連続となる日本代表に選出された。
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羽根田は「20年連続代表の感想は、言葉にするのは難しいですが、代表入りは当たり前の事ではないと思うので誇りを持って戦っていきたい」と語った。
注目はカヤックシングルで日本代表に選ばれた武藤祐亮(23、株式会社ガスパル/青梅市カヌー協会)と田中雄己(23、ミキハウス)の若き同世代の2人。
共に23歳で、幼い頃から知っている間柄とあって「(田中)雄己と初めてあったのは小学生の頃、気づいたら一緒のチームだった。次は日本国内じゃなくて、ワールドカップの決勝とかで争いたい」と話す武藤。
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田中も「練習とかでもいつも一緒が多い。(武藤)祐亮に負けないように」と代表選考会で武藤に敗れ、一段と勝利への意欲を示した。
武藤は去年のワールドカップ・イタリアで6位入賞、田中はパリオリピック代表を経験しており、今後の日本カヌー界を背負う若き2人に期待がかかる。そんな後輩たちへ羽根田は「僕を目標というより超えて欲しい、自分もまだやり残したことがある」とエールと共に自身の活躍を誓った。
もう1人、代表に選ばれたのが、カヌースラロームカヤックシングルの足立和也(34、SUS株 )。足立は「ケガで1年のブランクがあって帰ってきました。今年は世界選手権を目指していきたい」と羽根田と共に世界と戦ってきた実力者が代表に復帰した。
※写真は左から田中選手、武藤選手
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