
人事評価基準が曖昧で納得感が薄いと、働く人のやる気を削いでしまう。エンジニアとして働く40代男性が投稿を寄せた。間もなく在職10年になるが、一向に昇進する気配がないのだという。
しかし、
「私の上司は在職5年以下で主任に昇進。隣の課の課長は主任からの飛び級」
と周囲は順調に出世しており、不公平感を抱いているそう。(文:西荻西子)
「私以外にも同じ様に昇進しない社員が多く、人事の判断基準が全く分かりません」
男性は、自身の働きぶりについて、「何か大きな失敗はしておらず、病欠や早退もせず、模範とまでは言いませんが問題なく仕事をこなしていると自負しています」と振り返る。加えて、
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「私以外にも同じ様に昇進しない社員が多く、人事の判断基準が全く分かりません」
とこぼす。
出世していく上司や隣の課の課長がどのような働きぶりだったのかには触れていない。彼らが表には出てこないところで成果を出し、会社に評価されている可能性はあるが、男性としては社歴の浅い人間から昇進するのか理解できないようだ。
ただ、こうした一般社員からは納得しにくい人事は、世の中では決して珍しいことではない。誰を昇格させるかは複雑な問題で、例えば一般社員を管理職に昇進させる場合、成果だけでなくマネージメントの適性があるかどうかも大事になってくる。
しかし問題は男性が納得いっていないということだ。本人が昇格したいと思っているのにずっとヒラのままということであれば、本来はその理由を会社が説明しなければいけないだろう。人事評価面談で男性から説明を求めてもいい。
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なお、男性は会社に対して他にも気になる点があるそう。パート社員を酷使しているのだそうで、
「会社周辺の掃除や草取りを毎月させ、ゴミの搬送や仕入れ品の引き取りなど、正社員よりも仕事量が多いと思います」
とも書いていた。不透明な人事評価も含めて、納得いかないことばかりだそうで、「こんな職場の将来が心配です」と嘆いていた。
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