ベセント米財務長官=5日、カリフォルニア州ビバリーヒルズ(AFP時事) 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は6日、下院歳出委員会の小委員会で証言し、高関税をかけ合う中国と「まだ交渉していない」と明言した。トランプ政権は中国からの輸入品に対し、145%の追加関税を発動する一方、中国も米国製品に125%の報復関税を課している。
トランプ大統領も同日、ホワイトハウスで記者団に対し、中国側とは「会っていない」と言及。ただ、「中国側は会いたがっている。(高関税により)米国と貿易できていないため、中国経済は大いに苦しんでいる」と主張した。
ベセント氏は「18の重要な貿易相手のうち、(中国を除く)17と現在交渉している」と説明。また、有力な貿易相手の一部との「貿易ディール(取引)を恐らく、早ければ今週にも発表する」と話した。