中国(左)と米国の国旗(AFP時事) 【ワシントン、北京時事】トランプ米政権は6日、ベセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表がスイスを訪問し、中国と貿易問題を協議すると発表した。10、11両日に実施する。米中は高関税をかけ合い、「禁輸」(ベセント氏)状態になっている。閣僚級協議を通じ、緊張緩和への糸口を見いだせるかが焦点となる。財務省とUSTRがそれぞれ明らかにした。
中国外務省も、経済政策を統括する何立峰副首相がスイスでベセント氏と協議すると公表した。商務省は報道官談話で「世界的な期待と中国の利益、米産業と消費者の訴えを踏まえ、米側との接触を決めた」と強調。協議で「誠意を見せ、誤りを正し、対等な立場で懸念の解決を図るべきだ」と訴えた。