東京国税局=東京都中央区 古賀誠・元自民党幹事長(84)の長男(52)が代表を務めるコンサルティング会社が、羽田空港ターミナルビル内のマッサージチェア(MC)事業を巡り利益供与を受けたとされる疑惑で、東京国税局が同社に約9000万円の申告漏れを指摘していたことが7日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、指摘を受けたのはコンサル会社「アネスト」(東京)。羽田空港ビルを運営する「日本空港ビルデング」(同)の子会社「ビッグウイング」(同)から受け取っていたMCの管理業務委託費などを税務申告していなかった。
国税局は2019年2月期までの5年間で約9000万円の申告漏れを指摘し、無申告加算税などを含む法人税の追徴税額は約4000万円に上った。