【卓球】早田ひなが吐露「暗いトンネルの中」「苦しい時間」17日からドーハ世界選手権

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2025年05月07日 13:42  日刊スポーツ

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練習に臨む早田(撮影・河田真司)

卓球で24年パリ五輪(オリンピック)女子団体銀メダル、シングルス銅メダルの早田ひな(24=日本生命)が7日、シングルス一本で臨む世界選手権個人戦(17〜25日、カタール・ドーハ)への思いを語った。


都内で公開された日本代表合宿に参加中。パリ五輪で痛めた左腕に関しては「状態としては、どんどん良くなっているなと思います。感覚が戻ってきているところもありますが、逆に言うと、戻ったが故に現実を突きつけられて難しかったりもします。暗いトンネルの中にいるような感覚。今は結構、苦しい時間が続いていると感じていますが、逆に『抜け出せないな』という感覚もないので、時間がある程度解決してくれるところもあるのかなと思います」と現状を説明した。


前回の世界選手権個人戦は23年ダーバン大会で、シングルス銅メダルを獲得。今大会は1月の全日本選手権3連覇で出場権を得ており、シングルスのみの出場となる。故障からの復帰過程で苦しんでおり、全日本のタイトルも「まぐれみたいなところがある。自分の感覚として実力は確実にない。立ち位置をしっかりと受け入れて、今はそれを超えようと頑張っています」。そう自己分析するからこそ「(メダルの可能性は)当たり前に低いと思っています。自分の卓球人生の中で一番、世界選手権を心の底から楽しめそうな大会。何かが起きるかもしれないし、起きないかもしれない。それは運命的な部分でもあると思うので、だからこそ、できることが今、あると思います」とスタンスを示した。


世界選手権の女子シングルスには、世界ランク7位の自身の他に、同6位の張本美和(木下グループ)、同8位の大藤沙月(ミキハウス)、同9位の伊藤美誠(スターツ)、同18位の平野美宇(木下グループ)が出場する。【松本航】

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