ヴィクトリアマイルに出走予定のシランケド(撮影:井内利彰) 5月18日(日)、東京競馬場の芝1600mで行われるヴィクトリアマイル。3連勝で中山牝馬Sを制したシランケド(栗東・牧浦充徳厩舎)がここへ出走を予定しており、今朝7日はレースへ向けた1週前追い切りを行っている。
主戦を務めるM.デムーロ騎手が跨り、1回目のハローが終了したCWへ入場。1秒半ほど前方に同厩エコロマーズが走っていたが、併せ馬というよりもペースメーカーのような存在。5F標識付近で他厩舎の馬が2頭の間に入っていたので、一見すると併せ馬のようだが、これは違う。
6F標識から15秒を切るラップで進めていたこともあって、緩急というよりも徐々にスピードに乗っていく感じ。4コーナーでもスピード感は十分だったが、最後の直線に向くと更に加速。ただ、ゴール前でもジョッキーの手はさほど動くことなく、馬なりでのフィニッシュだった。
時計は6F80.5〜5F65.8〜4F51.1〜3F36.5〜2F23.2〜1F11.6秒。加速はしても減速する箇所はない、持続的なラップを踏んでいる。早目に栗東へ帰厩して、しっかりと乗り込まれているので、質の高い走りができているということだろう。
(取材・文:井内利彰)