ドケチ王・ひろゆきが持論 実業家のひろゆきこと西村博之氏が、“将来の不安なく、自由に伸び伸び生きる”方法を説いた著書『貧しい金持ち、豊かな貧乏人 賢い安上がりな生き方80の秘訣』(徳間書店)を5月1日、発売した。高物価時代を乗り切る方法を「ドケチ王」ひろゆきが納得の理論で展開する同書から、残業について言及した内容を、一部抜粋して紹介する。
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■残業は狂気の沙汰
寝てない自慢。残業自慢。いまだに日本にはびこる悪習だ。忙しい人は偉い。ずっと働く人は立派。それが美徳としてまかり通っているのである。
夜遅くまで残業している人は、よほど難しいミッションに取り組んでいるのだろうか。そんなわけはない。そこはペンタゴンでもCIAでもないのだ。一介の会社員がやる仕事なんてたかが知れている。
残業は単なる怠けだ。仕事の効率化を怠けているのである。
いくら効率化しても業務がどんどん降ってきて帰れない? であれば、ブラック企業である。そのままだとろくなことはないだろう。将来性もない。腹を決めて転職しよう。
僕が住んでいるフランスではみんな終業時刻になった瞬間、鞄を携えて帰っていく。限られた時間のなかで仕事を終わらせる。仮に終わらなければ明日やればいい。会社は従業員に過剰な要求をすべきではない。それが彼らのデフォルトの感覚だ。
仕事は仕事。プライベートはプライベート。日本人より人生の楽しみ方を知っているかもしれない。
長時間労働に明け暮れる。それは仕事の奴隷にほかならない。そしてその奴隷が群れをなしているのが日本の会社組織である。来る日も来る日も、朝から晩まで会社で過ごす。30年、40年とそれを繰り返すのだ。サービス残業なんて狂気の沙汰でしかない。
残業も寝不足も悪だ。時短と効率化こそが正義である。効率よく物事をこなしていけば、そのぶん人生は充実していく。いろんな時間を過ごせるからだ。
定時で帰ろう。ほかの人が机にかじりついているのを尻目に帰ろう。周りから「もう帰るのか?」と白い目で見られるかもしれない。大丈夫だ。そのうち「あの人はそういうスタイル」とお墨付きをもらえる。