卓球女子でパリオリンピック(五輪)団体銀メダルの張本美和(16=木下グループ)が、17日開幕の世界選手権個人戦(ドーハ)へ全3種目での金メダル獲得を掲げた。
7日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで日本代表合宿に参加。シングルスに加え、木原美悠との女子ダブルス、松島輝空(そら)との混合ダブルスに出場する。「3種目とも金メダルを目指して頑張りたい。もちろんメダルを取りたいという目標でもいいけれど、金メダルを目指して高い目標を持って、1試合でも多く試合ができるように頑張りたい」と誓いを立てた。
最新の世界ランキングは6位。日本女子で最高位につけるが「1番という感じはない。(日本勢2位で)7位の早田選手とも15ポイント差くらいであまり差がない。(9位の)伊藤選手も大会数が少ないので、言ってしまえば数字に過ぎない」と泰然としている。「どんなドローになっても強い人は金メダルを取る」。試合での結果にこだわる。
4月のワールドカップでは、世界ランキング2位の王曼■(■は日の下に立)(中国)に3−4と食らいついた。1日3キロのランニングやスクワットなどによる下半身強化で安定感向上に注力しており「中国選手に対して前よりは簡単に負けないようになってきた。優勢じゃない時でも1点1点食いしばることができている」と手応えもつかみつつある。
世界選手権はシングルスでのロサンゼルス五輪出場を狙う上でも、弾みをつけたい舞台。「1試合ずつ頑張りたい」と気を引き締めた。
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