卓球女子の伊藤美誠(24=スターツ)が、心を整えて初の世界選手権個人戦(17日開幕、ドーハ)メダルを狙う。7日、都内で日本代表が公開練習。4月のW杯で5年ぶり銅メダルを獲得し「シングルスでメダルを取りたい。自分の手でつかみとりたい」と誓った。
初出場から10年。個人戦6度目となる大舞台を前に、24歳は「昔は『準備って何?』という感じだった」と笑った。練習と試合に一点集中だったが、年を重ねると視野が広がる。深夜の大声など、異国のホテルでもストレスを感じるようになった。「試合前にどうやったらストレスをためないか。準備段階が大事だと思う」。年々対処の引き出しは増え、4月下旬は休養もとって心機一転してきた。
24年パリ五輪は出場を逃し、かねて照準に定めてきた世界一決定戦へ向かう。後ろで束ねた髪には緑と青の色を入れ「『めっちゃいい』と言ってもらえてうれしい」と笑顔。充実の準備で日本をたつ。【松本航】
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