わいせつDVDを1人で量産疑い　男性を追送検　1万7000枚押収

　大阪市西成区内の簡易宿所の一室でわいせつDVDなどを複製し量産していたとして西成署は7日、わいせつ電磁的記録記録媒体有償頒布目的所持の疑いで男性（69）を追送検したと発表した。署は簡宿などからDVD約1万7000枚を押収。男性が簡宿を拠点に複製から販売まで一人で手掛けていたとみて調べている。

　追送検されたのは吹田市広芝町の無職、児玉博美容疑者。追送検容疑は4月20〜23日、西成区内の路上や簡宿でわいせつDVD計40枚を販売目的で所持したとしている。容疑を認めているという。

　同署によると児玉容疑者は4月20日、同区萩之茶屋1の路上で、無修正のわいせつDVDを1枚200円で販売したとしてわいせつ電磁的記録記録媒体頒布容疑で現行犯逮捕された。その後の調べで、約半年前から簡宿の1室を借りて機器を持ち込みDVDを大量に焼き増していたことが判明した。

　児玉容疑者は6年ほど前からDVDを複製・販売していたといい、2024年11月に簡宿に拠点を移して本格的に量産し始めたという。月5万2000円ほどの売り上げがあったとみられる。【露木陽介】