サウジでプレーするCBラポルテ、今夏に欧州復帰か!? CL権獲得を条件にマルセイユと交渉中

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2025年05月07日 19:04  サッカーキング

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今夏の欧州復帰が取り沙汰されるCBラポルテ [写真]=Getty Images
 アル・ナスルに所属するCBアイメリク・ラポルテが、今夏の移籍市場でのマルセイユ加入に近づいているようだ。6日、フランスメディア『RMCスポーツ』が報じている。

 1994年5月27日生まれのラポルテは現在30歳。フランス領バスクのバイヨンヌで幼少期を過ごした後、アスレティック・ビルバオの下部組織に入団。マルセロ・ビエルサ監督が指揮していた2012−13シーズンにトップチームデビューを飾り、主力を張った。そして2018年冬からは、マンチェスター・シティに活躍の場を移すと、2023年夏に退団するまでの5年半で計13タイトル獲得に貢献。また、2021年に鞍替えしたスペイン代表では通算40キャップを誇っており、昨夏にはロビン・ル・ノルマンとの“フレンチバスクコンビ”で最終ラインを支え、EURO2024優勝の立役者となっている。

 そんなラポルテだが、今夏の移籍市場で欧州に復帰する可能性があるようだ。『RMCスポーツ』によると、このフレンチバスク人が交渉を進めているクラブはマルセイユで、実は今冬にもオファーを受けていたとのこと。フランスの言わずと知れた“名門”は、今シーズンのリーグ・アンにおいて、残り2試合の時点でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の2位につけており、ラポルテが加入条件としている“同大会出場権保持”を満たしている(CL圏外と2ポイント差のため全然確定ではないが…)ことを明らかにした。

 またマルセイユ側も、同選手獲得は、3シーズンぶりとなるCL出場を見越した上でのこと。ロベルト・デ・ゼルビ監督が率いるチームを強化すべく、経験豊富な左利きのCBに白羽の矢を立てたという。加えて、ラポルテはアル・ナスルとの現行契約を2026年夏まで残しているが、クラブとの契約解除の噂が取り沙汰されおり、仮にフリーでの加入となれば、「まず間違いなく、マルセイユにとって移籍市場における大きな成果となるだろう」と同メディアは指摘している。

 なお、ラポルテがサウジアラビアへと旅立った2023年夏には、アスレティック・ビルバオも復帰に向けたロードマップを描いていた(マンチェスター・シティとの契約が残っていたため解除金が発生。オイルマネーとの札束合戦に勝機を見出せずに頓挫)他、選手本人も「タイミングが悪かった。だから、今回は別の道を歩むことにしたよ。でも、アスレティックか、ジロンダン・ボルドー(生まれ故郷近隣のクラブ)のどちらかでスパイクを脱ぎたい」と将来的な古巣復帰を視野に入れていることを語っていた。

 実際に今夏、アスレティック・ビルバオがラポルテ復帰に本腰を入れる見込みは低いだろう。というのも、スペイン代表の主力になりつつあるダニ・ヴィヴィアンを筆頭に、イェライ・アルバレス、アイトール・パレデス、ウナイ・ヌニェスとCB陣には国内屈指の実力者が揃っている(とくにヴィヴィアンとパレデスは25歳とまだ若い)。ただ、アスレティック・ビルバオも2014−15シーズン以来のCL出場が近づいており、欧州最高峰の冒険を始める暁には、マルセイユのライバルとなる可能性も無きにしも非ずだ。

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