
2026年5月31日をもって解散することを発表したアイドルグループ・嵐。来春にコンサートツアーを予定しているが、チケット申し込みに関して行なった“ファンクラブ会員への優遇措置”が、物議を醸している。
新規入会は「一時的に停止」
2020年から、グループとしての活動を休止していた嵐。2017年ごろにメンバーの大野智が「一旦自分の嵐としての活動を終えたい。自分の思いとしては自由に活動してみたい」との意思をメンバーに伝え、何度も話し合いを重ねた結果の休止だった。
このときに大野は「ビジュアルだったり、体型だったりはキープしていこうと思います」と話しており、この言葉から“活動再開”を期待したファンも多かったのではないだろうか。
結果、最後にコンサートツアーをしてからの解散が決まってしまったわけだが、2020年の活動休止から現在に至るまで、嵐のファンクラブは継続されている。年会費は4000円で、300万人を超える会員がいるとされていたため、単純計算でもファンクラブからの収入は年間120億円程度。しかし、会報は発行されていたものの特に動きはなく、不満を持つファンも多かった。
そんな嵐は今回、公式Xで解散の報告とともに、《コンサートは、現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるように、ファンクラブの新規入会は一時的に申し込みを停止いたします》と発表した。
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「最後にファンを試してた?」
支え続けてきたファンを優先する姿勢に納得の声が上がる一方で、目立った動きがなかった活動休止中に退会してしまった人もいるため、今回の“会員優遇宣言”に対しては、
《何の活動もしていないグループに会費を払い続けた人だけが優遇されるわけね……なんか釈然としない》
《休止後何年かはファンクラブ入ってたのに、さすがに諦めて退会しちゃったんだよ。悔しすぎるんだけど》
《最後にファンの忠誠心を試してたってこと?》
《ずっと待ってたのに前回の更新で辞めちゃった。転売対策とかあるんだろうけど、悲しい》
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など、悲鳴が相次いでいる。
「一部の人たちが嵐のファンクラブを退会した理由として、2024年に二宮和也さんが個人ファンクラブを開設したことも関係しているようです。二宮さんのファンからすれば、嵐と彼個人のファンクラブの2つに入ることに。しかも、二宮さんの方の年会費は5500円と嵐のものより1500円も高い。さすがに《嵐との二重取りってこと?》《嵐の方を継続したまま個人ファンクラブも入れと?銭ゲバすぎない?》と、当時も難色を示す声があがっていました」(アイドル誌ライター)
それぞれの事情でファンクラブを脱退してしまったファンたち。公式発表では、新規入会受付の停止は一時的なもので「再開は6月2日の正午12時を予定」とされているため、入り直すこと自体は可能なようだ。
しかし、ツアーチケットの受付期間などはまだ発表されておらず、「現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるように」との文言もあることから、現在の会員が何らかの形で優先されることは間違いないだろう。
正真正銘、“最後”となる嵐のツアー。なるべく多くのファンにチャンスを与えて欲しいものだ。
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