名鉄9500系・9100系、5編成ずつ30両新造 - 2025年度の設備投資計画

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2025年05月08日 18:20  マイナビニュース

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名古屋鉄道は8日、今年度の設備投資計画について発表した。2025年度も9500系・9100系を新造するなど、駅・車両の快適性向上と安全・安定輸送確保に向けた投資を行うほか、沿線地域活性化に資する取組みへの戦略的な投資も継続して行うとしている。


9500系(4両組成 / 2M2T)は2019年、9100系(2両組成 / 1M1T)は2021年にデビューした通勤型車両。車体前面に名鉄カラーのスカーレットレッドを多用して名鉄らしさを表現しつつ、LEDヘッドライトと組み合わせることにより、精悍でシャープな印象の車両に仕上げた。



2024年度以降、正面貫通扉を中央に配置し、将来の連結運転時に常時通り抜け可能な構造とした車両が登場。昨今の鉄道車両内における異常事態発生を受けて、避難誘導の円滑化を図るという。2025年度も車内の安全と環境に配慮した9500系・9100系をそれぞれ5編成ずつ新造。車両数は計30両(9500系は20両、9100系は10両)とされている。



同社は鉄道事業において、安全・安定輸送確保(高架化工事の実施、耐震補強や浸水対策工事の実施、安全性向上と省力化に向けた設備の新設・更新)に170億円、駅および車両の快適性・利便性向上(9500系・9100系の新造、駅改良・バリアフリー化工事の実施、「お客さまサポートセンター」の機能拡充、新型券売機・新型チャージ機の導入)に112億円の設備投資を行う。



開発事業においても、新一宮駅ビルのリニューアル、東岡崎駅前再開発計画の推進、岐阜エリア開発計画の推進、名古屋駅地区再開発計画の推進などで625億円の設備投資を実施。その他にも、沿線地域活性化と旅客サービス向上に資するシステム改善、業務効率化に向けたDXの推進で16億円の設備投資を行うとのこと。(MN 鉄道ニュース編集部)

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