永野芽郁の「共演者との近すぎる距離感」にザワザワ。「結局モテる女性たち」のあざとテクニック

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2025年05月08日 22:11  All About

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「不倫二股疑惑」が報じられた永野芽郁さんだが、「共演者との距離の近さ」にも批判が集中している。「さりげなく触れる」のはモテる技術の1つだったが、今では「あざとい」と大バッシングされてしまう。だが一方で「モテるが勝ち」という女性たちもいる。
自身は独身なのに、「不倫二股疑惑」と報じられ、炎上が止まらない俳優の永野芽郁さん。こういうことがあると、過去のあれこれまでほじくられるのが今の時代だ。

映画の舞台あいさつで共演俳優の顔についた糸くずを取った際、やたらと近寄っていたとか、ドラマのオフショットでは共演俳優の膝に乗っていたとか、どういう事情があったかも分からないが、とにかく「距離の近さ」=「あざとい」という図式でバッシングされている。

意図的にしているかどうかは別として、確かに「パーソナルスペース」には個人差がある。パーソナルスペースとは、他人が近づいてくると不快に感じる空間や距離(=心理的距離)のことで、相手との関係性やその人の生育背景などによって異なってくる。

これは密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離の順に遠くなっていく。例えば親しいパートナー関係や家族などの場合は、密接距離(0〜45センチ)にいても気にならないとされている。友人関係なら45センチから120センチの個体距離を保つのが一般的だが、顔の糸くずを取るならこの距離では難しい。

パーソナルスペースにおける問題は、当事者が侵入されて不快かどうかなので、たとえそれほど親しくない女性に急に至近距離に来られても喜ぶ男性はいるかもしれない。ただ、そこには周囲の目が光っているものである。

帰国子女の知人の距離感

かつては、「気になる男性を落とすには、さりげなく触れる」のが「モテる技術」の1つだった。男にモテたいなら、そんなテクニックがあるということだ。デスクにいる男性の真横からのぞき込んで髪をかき上げたり、目が合いそうになったら逸らして気を引くなどという手もあった。今どき、そんなテクニックは「不適切」なのだろうか。

「女だってモテたいですよね。でもそれをやるには勇気がいるんです。周りの同性からこびていると見られるから。モテようとして突出すると自分だけ浮くから怖い」

ユイさん(29歳)はそう言う。彼女は女子高から女子大に進学、今も女性の多い職場にいるため、「女のやっかみは嫌というほど味わってきた」と苦笑する。

「でも学生時代の友人であるミカはすごかった。彼女、20歳まで海外育ちで帰国したときは日本人がハグしないのが不思議と言っていました。彼女はカフェでもレストランでも、気に入った店員さんがいればすぐに話しかけ、何度も通ってデートに誘うと言っていた。

もちろん帰国子女がみんな彼女のようではなかったけど、もともと積極的な体質の上、それが許される環境にいたということなんでしょうね。学内でもけっこう逆ナンしてました。彼女にとっては逆ナンではなく、親しくなりたいだけということみたいでしたが」

近づかれた男性はイチコロ

確かにミカさんは女性に対しても距離感が近かったのだが、相手が男性となるともっと近かったとユイさんは笑いながら言った。

「男性の目の前で髪をいじったりするような、これ見よがしのアピールではないんです。もっと直接的に距離が近い。一度、同じクラスの男子と学内中庭のベンチに座っているのを見たことがあるんですが、時々彼の顔をのぞき込んだり、内緒話のように耳に口を近づけて話したりしていた。彼はイチコロだったみたいですよ。でも彼女は最終的には別の男子と付き合っていましたが」

そのときも周りの女子たちからはブーイングの嵐だった。大学生だから直接、ミカさんを責めはしなかったが、「ミカには彼氏を紹介するな」というのが定番となったという。

一気にパーソナルスペースを破壊されたら、快感になるか不快になるかのどちらかだから、かえって分かりやすく「モテる」ことができるかもしれない。

モテたが勝ち

ユイさんは「モテるより、好きな人に振り向いてもらうことを考えたい」というタイプだというが、もちろん、「とりあえずモテたほうが選択肢が広がる」という考え方もある。

「天然とか習慣ではなく、意図的に体を近づける人っていますよ。職場の先輩であるカエデさんがそうでした」

ユイさんの4年先輩にあたるカエデさんは、女性とは適切な距離を保つが、若い男性社員との距離感がやけに近かったという。

「私が新入社員で入ったときの指導社員がカエデさんだったんです。仕事もできるしいい人だったけど、周りの女性からは評判が悪かった。35歳以下の男性社員にはことごとく距離が近かったから(笑)。話しかけられると、必ず1歩近づくんですよ。ときには書類やPCを一緒に見ながらじわじわと顔を近づけていくこともありました」

気になる男性を「狙い撃ち」

親しくなったユイさんは、さりげなく「先輩って、人との距離が近いですよね」と言ったことがある。

「カエデさんは、『狙い撃ちよ』と笑っていました。気になる男性社員には近づいてみて、相手の反応をうかがうんだって。恋の始まりは自分が作ると豪語してました。素直に言っちゃうところが彼女の人のよさなんですが……。でも結果、モテてましたよ、やはり。最終的には社内でも目立っていたイケメンで仕事もできる2歳年下の男性と結婚していきました」

モテたほうが選択肢が広がる。気になる男にはちゃんと粉をかけておく。ユイさんはカエデさんからその2つを学んだという。

「ただ、実践できるかどうかはその人のキャラにもよりますよね。私は無理だけど」

無理なくできるなら試してみる価値はあるとユイさんは言った。

亀山 早苗プロフィール

明治大学文学部卒業。男女の人間模様を中心に20年以上にわたって取材を重ね、女性の生き方についての問題提起を続けている。恋愛や結婚・離婚、性の問題、貧困、ひきこもりなど幅広く執筆。趣味はくまモンの追っかけ、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。
(文:亀山 早苗(フリーライター))

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