
人の容姿について本人の前で好き勝手に批評していいと思うのは間違いだ。どうしても言いたいなら恨まれる覚悟はしておいたほうがいい。投稿を寄せた50代女性は、10歳の時に実の母親から言われた言葉が忘れられないでいるという。
それは夕食中のこと。どんな話の流れだったかは覚えていないというが、
「母から『お前は顔が悪いから性格は良くしなきゃだめだからな!』と言われ、だから可愛がってもらえないんだ思いました。ショックと言うか、ただただ哀しかったです」
まだ10歳の娘にそんな酷い言葉をぶつけるとは、逆に母親の性格を疑ってしまう。(文:篠原みつき)
「何が気に食わないのか、全てにおいてケチつけて来ました」
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しかし他の家族はそれを聞いても誰も助け船を出したりしなかった。
「家の中では母が王様だから誰も逆らえず(逆らったり庇えば火の粉がかかる為)いつも誰も助けてくれず哀しかった」
孤立無援の辛い状況だったのだ。そして、母親からの酷い仕打ちはこの言葉だけではなかった。
「他にも『バカ』『グズ』『のろま』『みっともない』『デブ』と事あるごとに言われたり、友達の事(悪口や、◯◯と遊ぶな)など、何が気に食わないのか、全てにおいてケチつけて来ました。ちなみに言葉だけじゃなく暴力やネグレストもありました」
あまりにも痛ましい体験で、心に深い傷を残したことだろう。
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見知らぬ子からの「ブス」、36年後には夫からも
神奈川県の40代女性(医療・福祉・介護/年収550万円)も似たような経験がある。それは中学生の頃、友人と公園で遊んでいた時のことだった。
「小学3、4年生の男の子にわたしの顔をマジマジ見て『このネェちゃんブス』と言われたこと。36年経っていますがショックで恨んでます」
見ず知らずの子どもからの一言とはいえ、多感な時期に受けた無神経な言葉は、深く胸に刻まれたのだろう。さらに、その傷に塩を塗るような現在の状況についても触れている。
「旦那がいますが旦那も同じ事いいます」
かつて見知らぬ子に言われた言葉を、今度は最も身近な存在であるはずの夫からも浴びせられるとは、その心中は察するに余りある。
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