
親しき仲にも礼儀ありというが、友人の馴れ馴れしい態度も、一定のラインを超えると迷惑になってしまうことがある。投稿を寄せた千葉県の30代女性は次のように綴った。
「2000年前後の地方の銀行で窓口として勤務してた時代、来店する友達に悩まされてこちらから絶縁しちゃいました」
なんとも衝撃的な結末だ。一体何があったのか。(文:湊真智人)
わざと月末に来店?「待っているお客様の視線がキツイ」
当時はネット銀行が普及しておらず、地銀も時間帯によっては混んでいた。女性は残業もしており「心も余裕がなかった」と振り返る。そんな中、近くに住む同級生の友人が、女性の勤務先と聞きつけ来店した。
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「そこまで仲良くもないのに足しげく会いに来るようになってしまいました……。最初は『定期積んであげるよー』とかノルマに悩む私には助かる存在でしたが、それにしても来店頻度が多いんです」
あまりの頻度に疑念を抱いた女性。しかし「公共料金支払いや振り込み」など来店理由はあったため、「イラついてはいけないのはわかっていました」と、何とか我慢していた。
しかし友人は、そうした葛藤などお構いなし。来店のたびにマシンガントークを続けた。
「でもわざと(というわけでもないですが)月末や25日など銀行の混む日に混む時間帯に来店し、ひとこと二言の会話ならまだしも話が止まらなくなり、他の待っているお客様の視線がキツイ」
ただでさえ混みあう月末に窓口を占領されては、他の客にも迷惑だ。しかし友人相手に強く指摘できなかったのだろう。結局「先輩にも注意されてしまいました」と、女性が怒られる羽目になった。
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「親しすぎない友達のポジション」で注意もできず……
業務の邪魔だと面と向かって言えなかった女性は、「一度本人にもメールでお願いした」というが、聞き入れてもらえなかった。すると次第に、友人への反感が高まっていった。
「銀行って変なお客様に気に入られることもあるんですが、(この友人は)親しすぎない友達のポジションで(直接)言いにくいし迷惑だしイラつくし嫌になりました」
何とか距離を置きたかった女性は、最後の手段をとった。
「上司に相談し異動させてもらいました。異動とともに窓口業務でなくなったので何とかフェードアウト絶縁に成功しました」
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異動してまで縁を切りたかった女性。その決意は相当なものだったろう。さすがの友人も女性の不在に気づいて反省しただろうか。
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