全兄は2017年菊花賞を制したキセキ(撮影:下野雄規) 17年の菊花賞を制したキセキの全弟となるバルカンジャッジ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)が、日曜京都5Rの3歳未勝利(芝2200m)でデビュー戦を迎える。
バルカンジャッジは父ルーラーシップ、母ブリッツフィナーレ、母の父ディープインパクトの血統。全兄のキセキは17年の菊花賞、全姉のビッグリボンは23年のマーメイドSを制している。そして祖母のロンドンブリッジは97年のファンタジーSの覇者。母のきょうだいにはダイワエルシエーロ、グレーターロンドン、ビッグプラネットと3頭の重賞ウイナーが並ぶ。
ここまでデビューが遅れたが、3月末からは入念に乗り込まれてきた。追い切り時計はまずまずといったところ。既走馬相手の初陣となる点はハンデだが、芝の実戦で良血らしさを見せてくれることを期待したい。