決勝進出を決めたチェルシー [写真]=Getty Images UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝・セカンドレグが8日に行われ、チェルシー(イングランド)とユールゴーデン(スウェーデン)が対戦した。
リーグフェーズで6戦全勝を記録し、勝ち点「18」の首位で決勝トーナメントに駒を進めたチェルシー。コペンハーゲンを破って8強入りを決めると、準々決勝ではDF森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワを下して準決勝に駒を進めた。対するは、ラピード・ウィーンを撃破してクラブ史上初のベスト4進出を果たしたユールゴーデン。そんな両者によるファーストレグは、チェルシーが敵地で4−1の快勝を収めてアドバンテージを確保した。運命のセカンドレグはチェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で開催。ユールゴーデンに所属するU−20日本代表DF小杉啓太は、今回の一戦も右サイドバックとして先発を果たしている。
試合は立ち上がりからチェルシーが攻勢を強め、38分にスコアを動かす。自陣左サイドでのスローインからプレーが再開され、最終ラインでボールを持ったトシン・アダラビオヨがワンタッチで縦パスを供給。タイリーク・ジョージがターンしたタイミングでキアナン・デューズバリー・ホールが前線へと走り出し、ボックス手前でボールを受けながら左足に持ち替える。細かいタッチでマーカーを翻弄してネットを揺らし、ホームチームが先制した。
62分にはチェルシーが決定機を創出。テンポの良いポゼッションでボールを前進させ、デューズバリー・ホールが右サイドで待つジェイドン・サンチョに展開する。ペナルティエリア内で相手を縦に振り切ってクロスを入れ、飛び込んできたジョージが頭で合わせる。しかし、ゴール至近距離で合わせたヘディングは枠の右に外れ、判定もオフサイドとなったことでチャンスを仕留めきれなかった。
結局、そのままセカンドレグは1−0で終了。チェルシーが2戦合計5−1でユールゴーデンを破り、決勝進出を決めた。ECL決勝は28日に開催され、チェルシーはベティスと対戦する。
【スコア】
チェルシー 1−0(2戦合計:5−1) ユールゴーデン
【得点者】
1−0 38分 キアナン・デューズバリー・ホール(チェルシー)