決勝に駒を進めたトッテナム(左)とマンチェスター・ユナイテッド(右)[写真]=Getty Images ヨーロッパリーグ(EL)準決勝・セカンドレグの2試合が8日に行われ、同大会決勝のカードが決定した。
1983−84シーズンに前身のUEFAカップを制して以来、通算3度目のEL優勝を目指すトッテナムは、“ノルウェー王者”ボデ/グリムトと対戦。ホームで迎え撃ったファーストレグでは、3−1の快勝を収めて大きなアドバンテージを確保していた。迎えたセカンドレグも63分にドミニク・ソランケの先制弾でスコアを動かすと、69分にはペドロ・ポロが追加点を奪取。敵地開催の第2戦を2−0で制し、トッテナムが2戦合計5−1で決勝進出を決めた。
8年ぶりのEL大会優勝を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、本拠地『オールド・トラッフォード』でアスレティック・ビルバオと対戦。敵地開催のファーストレグで3−0の大勝を飾っていたマンチェスター・ユナイテッドだったが、セカンドレグでは31分にミケル・ハウレギサールから先制弾を奪われてしまう。それでも72分にメイソン・マウントの得点で追いつくと、7分後にはカゼミーロが逆転弾をマーク。その後も2点を加えて4−1で勝利し、アスレティック・ビルバオを2戦合計7−1で破って決勝に駒を進めた。
これにより、今シーズンのEL決勝の組み合わせは『トッテナムvsマンチェスター・ユナイテッド』に決定。欧州大会決勝の舞台でプレミアリーグ勢同士による対戦が実現した。なお、両チームは今季の国内リーグで苦戦を強いられており、35試合を消化した現時点でトッテナムは16位、マンチェスター・ユナイテッドは15位と下位に沈んでいる。そんななかでも今大会は各国の強豪クラブを順調に撃破。プレミアリーグが持つ競争力の高さを証明する形となった。
両者ともに今季初のタイトルをかけて争われるEL決勝は、21日に『サン・マメス』で開催される。
【準決勝・セカンドレグ結果一覧】
◼︎ボデ/グリムト 0−2(2戦合計:1−5) トッテナム
◼︎マンチェスター・ユナイテッド 4−1(2戦合計:7−1) アスレティック・ビルバオ