長期休暇後の“仕事モード”切り替えに課題 20代社員の7割が感じたことは?

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2025年05月09日 17:41  ITmedia ビジネスオンライン

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20代社員に「長期休暇後のリフレッシュ方法」を調査

 企業向けの教育研修や採用支援の事業を展開しているジェイック(東京都千代田区)が実施した20代正社員を対象にした調査によると、長期休暇後に気分が落ち込んだ経験のある人は7割に達したことが分かった。


【画像】アンケート調査の結果をグラフで見る


 「長期休暇後、仕事に戻った時に気分が落ち込んだことがあるか」という質問に対して、「よくある」「時々ある」と答えた割合が7割を超えた。「落ち込んだ経験がある」と答えた人のリフレッシュ方法は「十分な睡眠」(43.4%)、「趣味に没頭する」(36.9%)、「家でリラックスして過ごす」(32.0%)、「友人や家族と話す」(27.0%)などが続いた。


 一方、長期休暇後でも気分が「ほとんど落ち込まない」「まったく落ち込まない」人の「気分が落ちこまないためのリフレッシュ方法」は、「趣味に没頭する」(46.9%)、「十分な睡眠を取る」(30.6%)、「好きなご飯を食べる」(28.6%)などが続いた。


 気分の落ち込みがある人のリフレッシュ方法で3位だった「家でリラックスして過ごす」は、落ち込みのない人では17.7ポイント低い14.3%にとどまった。代わりに「外でリラックスして過ごす」「散歩や運動をする」などの外でのリフレッシュ方法が多く選ばれる傾向があった。


 長期休暇後に仕事に戻る際、無理をしないために心掛けていることとして、「あまり考えすぎず、無理に頑張りすぎないようにする」「できることから仕事を片付けていく」「いつも通りのリズムを意識する」「頑張ったご褒美を考えておく」などの声があった。


 長期休暇後でも気分が落ち込まない理由は、「仕事が楽しい、やりがいがあるから」「長期休暇を充実させているから」「楽しみを用意しているから」といったコメントがあった。


 20代は仕事とプライベートを両立させる方法や、心身を健康に保ちながら働く自分なりのスタイルを、模索している世代。同社は「企業や上司はこのような状況に共感し寄り添い、受け止める姿勢が重要だ」とコメントした。



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