ライダーイチオシ! ワークマンの「1900円ヤギ革グローブ」は価格以上のクオリティ シンプルなデザインも魅力

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2025年05月09日 18:20  Fav-Log by ITmedia

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ワークマンの新作レザーグローブをレビュー

 2019年から「ライダー向けのグローブ」をラインアップしているワークマン。2025年シーズンは、ヤギ革で作られたシンプルなデザインのモデルを発売しました。実際に使ってみたところ非常に良かったので紹介します。

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●1900円で買えるヤギ革グローブ

 バイク用のグローブの素材は、大きく分けて天然皮革と化学繊維の2種類があります。近年は後者の進化が著しく、驚くほど操作性に優れた製品も出てきましたが、その一方で昔ながらのレザーグローブが好きという人も少なくありません。

 使うほどに手になじむ革の風合いや、ネオクラシックなバイクにマッチするデザインなど、好まれる理由はさまざまですが、筆者もレザーグローブの魅力に引かれている1人です。

 これまでワークマンのライダー向けグローブを10種類以上試してきましたが、今回購入した「レザーベーシックグローブ」は、従来とは全く異なるシンプルなデザインが特徴。カラーはブラックのみで、サイズはM〜LLを展開しています。価格は1900円(税込み)です。

 素材として使われているヤギ革は、一般的には繊維密度が高くしなやかであり、牛革と比べて薄くても強度が高いといわれています。ライダー用品の専門ブランドでもヤギ革のグローブを販売していますが、安いものでも4000円くらいするので、ワークマンの価格は驚くほど手頃です。

●外縫い縫製がお気に入り

 筆者が特に気に入っているのは、この製品が「外縫い」であることです。グローブの縫製方法は、縫い代が外側に露出する外縫いと、内側に隠れる内縫いがあり、それぞれに長所と短所があります。

 外縫いは縫い代が爪と干渉しないのでフィット感に優れ、特に本商品のように裏地のない1枚革の場合はメリットが大きいのです。一方、デメリットとしては、縫い代がレバーに干渉する、転倒した際に縫い糸が切れやすいなどが挙げられます。

 個人的には外縫いの絶妙なフィット感が好みなので、このグローブを店頭で見かけた瞬間は大喜びでした。

 また、銀面(革の表面)のシボがそろっており、とても1900円のグローブには見えません。牛革と異なり最初から柔らかく、雨などでぬれても硬化しにくいのもうれしいですね。

●ダイレクトな操作感と適度なグリップ力が好印象

 購入してから2週間、約500kmの距離をこのグローブで走行しました。まるで何年も使い込んだかのような指の動きやすさと、天然皮革ならではの適度なグリップ力、そして1枚革ゆえのダイレクトな操作感などにより、すっかり気に入ってしまいました。

 手のひらにはわずかなクッションが入っていますが、これはハンドルから伝わる微振動を軽減するというよりも、スロットルのグリップ力を高める役割を果たしていると感じました。

 また、人差し指と親指の先には、スマートフォンなどのタッチパネルを操作できる人工皮革が縫い付けられています。文字を打ち込むなどの細かな操作はやや苦手ですが、地図画面をスクロールするぐらいは余裕でこなせます。

●どんなバイクにも似合うシンプルなデザイン

 甲部を保護するプロテクターや、夜間走行時の被視認性を高めるリフレクターなどは設けられていませんが、それゆえにデザインは非常にシンプルで、どんなバイクにも似合うことでしょう。リーズナブルながら実用性が高く、多くのライダーにおすすめしたい秀作です!

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