備蓄米、出荷完了32%どまり=1日に2000〜3000トンも―JA全農
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2025年05月09日 19:01 時事通信社

倉庫内に保管されている政府の備蓄米=2月18日、埼玉県内 全国農業協同組合連合会(JA全農)は9日、政府備蓄米の販売状況に関し、5月8日時点で6万3266トンの出荷を完了したと発表した。3月に計19万9270トンを落札したものの、卸売業者に渡ったのはこのうち32%にとどまっている。JA全農は現在、1日につき2000〜3000トンのペースで出荷しており、「最大限に速やかな受け渡しに努めている」と説明した。
8日時点で、JA全農が卸売業者から出荷依頼を受けた数量は14万363トンと3月落札分の70%。このうち3、4月が5万5112トン、5月が7万596トン、6月が1万3854トン、7月が802トンと出荷時期は分散しており、スーパーなど小売業者への流通量は限定的となっている。
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