
実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、栃木県在住63歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:63歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:栃木県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:800万円
現在の金融資産:預貯金2000万円、リスク資産300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金38年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(繰り下げ受給予定)老齢厚生年金(厚生年金):なし(繰り下げ受給予定)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:給与収入40万円
ひと月の支出:10万円
「正直貯めすぎた。現役時代にもっと使っておけばよかった」
現在、およそ預貯金2000万円、リスク資産300万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「正直貯めすぎた。現役時代にもっと使っておけばよかった」と回答。
その理由として、「(定年後に)仕事をしていなければ、全然足りないと感じた可能性が非常に高い。しかし元気で働ける体があり、働き口もあるのでもう少し使っておけばよかった」と語っています。
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「老後資金は500万円程度でもいい」
現役時代は、老後資金として「1000万円」貯めることを目標にしていたそう。そのために「支出額を減らし収入の多くを貯金と投資に回した。やっていることは非常にシンプルだったが、無駄遣いさえしなければ、老後資金は貯まっていくと感じている」といいます。
しかし実際の年金生活が近づくにつれ、老後資金は「500万円」程度でもいいのでは、と感じるようになったとのこと。
「昔から目標や夢などがうっすらあったが、それら全てに目をつぶって生きてきてしまった。もしもう一度同じ人生を歩むのであれば、自分自身の気持ちにもう少し素直になって、好きなことにお金を使いたい」とあります。
「働ける体があれば、どうにかなる」
今の生活の満足度については「あまり満足していない」という投稿者。
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老後資金に不安を抱えている現役世代には、「働ける体があれば、どうにかなる」とアドバイスされていました。
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(文:あるじゃん 編集部)