
就活生から人気のIT企業は?
調査はソフトウェア系、Webサービス系、独立系、ユーザー系(金融・商社・インフラなど)、通信系、ITメーカー系のIT関連ジャンルごとに行われた。
ソフトウェア部門は業務系システムの開発などを行うSkyが1位に。2位以下はNTTデータ、富士ソフト、日本IBMグループ、サイボウズが続いた。

Webサービス部門ではグーグルが首位。続いて楽天グループ、メルカリ、サイバーエージェント、アマゾンジャパンと、成長性・イノベーションを象徴する企業が並ぶ結果となった。

独立系部門は大塚商会が1位。2位は日本ビジネスシステムズ(JBS)、以下、ソフトウェア・サービス、ネットワンシステムズ、TISと、インフラ・業務系の安定感がある企業がランクインした。
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通信系部門では東日本電信電話(NTT東日本)がトップに。次点にJCOM、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクグループと大手通信キャリアが並んだ。

ITメーカー系部門では日立ソリューションズが1位。NECソリューションイノベータ、日立システムズ、三菱電機ソフトウエア、NECネッツエスアイが続く。

ユーザー系(金融系)部門ではMS&ADシステムズが1位に。続く三菱UFJトラストシステム、明治安田システム・テクノロジー、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、東京海上日動システムズと、いずれもグループ基盤の安定性が光る企業が上位にランクインした。

ユーザー系(商社系・製造系)部門では1位は日鉄ソリューションズ。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、SCSK、ソニーグローバルソリューションズ、JFEシステムズと、業種横断でITを支える企業が並んだ。

ユーザー系(インフラ系・その他)部門ではJSOLがトップ。以下、電通総研、ANAシステムズ、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ、ヤマトシステム開発と、各業界のインフラを支えるIT部門の存在感が浮かび上がる結果となった。
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総合ランキングに見る学生の企業選び
IT・ソフトウェア業界の総合ランキングを見ると、Sky、日鉄ソリューションズ、日立ソリューションズ、JSOLといった社会インフラを支える企業がトップにランクインしている。このことからも社会基盤を支える業務への一定の関心が集まっているとうかがえる。今後もテクノロジー業界の変化とともに、学生たちの企業観やキャリア志向はますます多様化していくだろう。企業側にも、自らの社会的役割や働き方の魅力を、より明確に伝える発信力が求められるのかもしれない。
<参考>
PR TIMES「《26卒》IT業界ジャンル別順位発表。ソフトウェアはSky、Webサービスはグーグル。他、ユーザー系など8区分発表」
文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所「2026入社希望者対象 就職活動(前半) 就職ブランドランキング調査」
<調査概要>
調査名:2026入社希望者対象 就職活動(前半) 就職ブランドランキング調査
調査対象:2026年春入社希望の「ブンナビ」会員 (現大学4年生、現大学院2年生)
調査期間:2024年10月1日 〜2025年3月15日
調査方法:文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート
文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場でのアプリアンケート
文化放送キャリアパートナーズ就職雑誌&デジタルブック内QRコードアンケート
※投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位〜5位まで選択する形式
総得票数:6万2612票
有効回答数:1万9856(うち男子:1万2415・女子:7441/文系:1万4036・理系:5820)
(文:All About 編集部)