新天地に注目が集まっているヨナタン・ター [写真]=Getty Images バイエルンが、獲得を狙うレヴァークーゼンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ターとの交渉を開始したようだ。ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在29歳のターは、2015年夏にハンブルガーSVからレヴァークーゼンに加入。守備の主軸としてここまで公式戦通算400試合に出場しており、昨季の史上初となるブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。今季もここまで公式戦47試合に出場するなど主力として活躍している。
そんなターは昨夏、バイエルンからの関心が寄せられたが、レヴァークーゼンとクラブ間での合意に至ることができず、移籍は破談に終わっていた。それでも、現行契約が2025年6月30日までとなっている状況から、去就には注目が集まっていたが、先日には「契約を延長しない」ことを明言しており、今シーズン限りでレヴァークーゼンを離れることが明らかになっている。
新天地は不透明となっているなか、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、今夏も守備陣の補強第一候補に挙げているバイエルンがターと同選手の代理人と具体的な交渉を開始したという。
それでも、ターにはバイエルン以外にも複数の選択肢がある模様で、レヴァークーゼンからの退団を明言したシャビ・アロンソ監督が、就任が噂されるレアル・マドリードに同選手を連れていくことを熱望しているほか、バルセロナも同選手に関心を示しているようだ。
なお、ターはバルセロナとすでに原則合意に達しているものの、バルセロナは依然としてファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題に直面している状況から、バイエルンが交渉を進めているようだが、果たして同選手は来季どこでプレーすることになるのだろうか。