
■世界リレー2025(日本時間10日 中国・広州)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
東京2025世界陸上の出場枠を懸けた「世界リレー2025」が開幕。男子4×100mリレーの予選に登場した日本代表は、37秒84の組1着でフィニッシュし、予選全体トップタイで11日に行われる決勝に駒を進めた。
この日の1走はサニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)、2走に愛宕頼(21、東海大)、3走に鵜澤飛羽(22、JAL)、アンカーは井上直紀(21、早稲田大)のオーダーで挑み、サニブラウン以外は代表でのリレー出場は初となった。
予選3組、7レーンの日本はパリオリンピック™金メダルのカナダらと同組。少し雨が降る中でのレースとなったが、サニブラウンが好スタートを切り、愛宕へのバトンパスで少し詰まりぎみになるが、鵜澤が快走。コーナーで一気に先頭に出ると、井上にもスムーズにバトンが渡り、そのまま1着でフィニッシュした。
37秒84は銀メダルを獲得したリオ五輪の37秒60に迫る好タイム。また、2組1着の南アフリカと同タイムで全体の首位タイで決勝へ。カナダは38秒15の2着で日本とともに決勝に進出した。
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レース後、サニブラウンは「カナダが内側(のレーン)にいましたけど、日本チームとしてバトンしっかり繋げば全く敵ではないと思ってたので。みんないい走りをしてくれたんで、自分としてはものすごく嬉しいですね」と予選の快走を振り返った。
世界の大舞台の盛り上がりに興奮ぎみの2走の愛宕は「気持ちも上がって、楽しく走ることができた。自分はバトンを渡すところに長所があると思っているので、そこだけを集中して」と語り、鵜澤へのパトンパスに手ごたえを感じたようだ。
鵜澤は「自分の走りをいかに貫くか、会場の雰囲気に飲まれないかっていうのが課題だったんすけど、多分井上くんにはトップで渡すことができたんで、自分の仕事ができた」と話した。アンカーの井上は「気持ちよかったですね。もう1回やりたい」と1着フィニッシュに気持ちも高ぶったという。
また、サニブラウンは「今日の本当にタイムは誇っていい」とメンバーを称え、「日本のリレーっていうものをもっと世界に見せていけたら。目標は金以外ありえないかなと思います」と最後は笑顔をみせた。
【決勝進出・上位2チーム】
1組)イギリス、ポーランド
2組)南アフリカ、ドイツ
3組)日本、カナダ
4組)アメリカ、イタリア
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