ラツィオとユベントスの対戦はドローに終わった [写真]=Getty Images セリエA第36節が10日に行われ、ラツィオとユヴェントスが対戦した。
チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を争う両チームによる対戦。ホームのラツィオ、アウェイのユヴェントスはともに勝ち点「63」で並んでおり、この試合の勝者がCL出場権獲得に一歩近づく重要な一戦だ。
試合は序盤から一進一退の攻防を見せ、両チームとも目立った場面を作れないまま時計の針が進んでいく。拮抗した展開が続いた前半は得点が生まれず、0−0で折り返した。
均衡が破れたのは51分。ウェストン・マッケニーがボックス左脇からクロスを送るとランダル・コロ・ムアニがヘディングでゴールを決め、ユヴェントスに大きな先制点をもたらす。
しかし60分、ユヴェントスにアクシデントが発生。バレンティン・カステジャーノスに対する反スポーツ的行為で、ピエール・カルルにレッドカードが提示され一発退場。ユヴェントスが数的不利という状況に陥った。
1点のビハインドを背負うラツィオは、カルルの退場を受けて攻勢を強めるが、ユヴェントスも執念の守備で得点を許さない。
89分、ユヴェントスのGKミケーレ・ディ・グレゴリオがボックス内で相手選手を倒してしまい、ラツィオにPKが与えられたかと思われたが、直前のプレーでオフサイドがあったとしてPKは取り消しに。
後半アディショナルタイム6分、ラツィオが追いつく。GKディ・グレゴリオが弾いたボールをマティアス・ベシーノが押し込み、ラツィオが同点に追いつく。
試合は1−1で終了。両チームともに勝ち点「1」を分け合う結果となった。
次節、ラツィオは18日にアウェイでインテルと、ユヴェントスはホームでウディネーゼと対戦する。
【スコア】
ラツィオ 0−1 ユヴェントス
【得点者】
0−1 51分 ランダル・コロ・ムアニ(ユヴェントス)
1−1 90+6分 マティアス・ベシーノ(ラツィオ)