【NHKマイルC予想】今年も2ケタ馬番重視? 過去データから探るGI・NHKマイルC

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2025年05月11日 07:35  netkeiba

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NHKマイルCに出走予定のアドマイヤズーム(c)netkeiba
 今週も開催は引き続き「東京・京都・新潟」の3場。

 日曜日には東京競馬場で、3歳GI・NHKマイルC(東京・芝1600m)が行われる。

 まだ力量差不確定な3歳勢の一戦は例年波乱傾向強め。春のGIシリーズのなかでも荒れることで知られるレースとなっている。今週も過去10年データを使って、レース傾向と馬券のヒントを探っていこう。

1.1番人気馬は不振継続中?

 いつものように、まずは人気上位馬の成績チェックから。

 1番人気馬は、過去10年でわずか1勝。16年メジャーエンブレム(ルメール騎手)しか勝っていない。成績は[1-2-1-6]。昨年はアスコリピチェーノが2着になっているが、総じて1番人気馬軸での馬券構成は成功率が高くない。

 一方、2番人気馬は4勝。成績は[4-2-1-3]で馬券軸としてはこちらのほうが良さそう。3番人気馬は1勝で、成績は[1-1-1-7]。上位3番人気馬までで6勝している。

 これ以外の4勝は、古い順から6番・9番・4番・9番人気の勝利。5・7・8番人気、10番人気以降の馬の勝ちはない。さて今年は何番人気馬が勝つ番となるだろうか。

2.上位人気馬3頭総崩れなし?

 NHKマイルCは、荒れ傾向強いレース。

 そのため上位人気馬たちが揃って凡走しているようにも思えるが、意外にも「1・2・3番人気馬がすべて馬券圏内を外す」という事象は過去10年起きていない。

 さらに「連対」に限ったとしても、上位3番人気馬が連対を外しているのは、過去10年では23年の1度だけ。荒れ傾向にありながらも、馬券軸ならば「上位3番人気までの馬」ということかも…。

3.2ケタ人気馬は過去10年で5頭

 3年前の22年には、18頭中最低18番人気のカワキタレブリーが3着に入って、3連複配当41万円台、3連単配当が153万円台という衝撃的な配当となった。ちなみにそのときも1着は4番人気馬、2着は3番人気馬だった。

 ときにこのような1頭人気薄が食い込むという荒れ方をするレース。過去10年で1着はないが、2着・3着になっていた2ケタ人気馬というのは合計で5頭いた。

 24年3着10番人気 3枠6番ロジリオン 前走GIIIファルコンS5着
 22年3着18番人気 5枠10番カワキタレブリー 前走GIIIアーリントンC11着
 19年2着14番人気 8枠18番ケイデンスコール 前走GIII毎日杯4着
 17年2着13番人気 7枠14番リエノテソーロ(牝) 前走OPアネモネS4着
 16年3着12番人気 8枠18番レインボーライン 前走GII ニュージーランドT5着

 これらの馬たちの共通項というのは見つけづらい。ただ、前走重賞での大敗パターンは侮れないということかも…。

4.注目すべきは馬番10番以降?

 人気薄馬の傾向でも「2ケタ馬番」は多いが、レース全体の傾向としても「6枠以降の2ケタ馬番」はかなり好走している。

 特に重要なのが「過去8年、1着馬はすべて6枠11番以降」だということ。

 それらの馬にプラスして、「過去6年、馬番10番は4回も馬券圏内になっている」。

 さらに「過去10年、馬番10番以降の馬が馬券圏内に絡まなかった年はない」ということもある。

 これらの内容は昨年も指摘しているが、その結果、ワンツーだったのは16番&14番。やはりNHKマイルCは外枠好走傾向継続中なのだ。

5.前走1着馬は不振傾向?

 このレース、通常であれば人気になる「前走1着馬」が、あまり馬券になっていない。

 驚くことに、過去10年の馬券圏内30頭中、「前走1着馬」はわずか3頭だけ。1着は22年のダノンスコーピオン(前走GIIIアーリントンC1着)しかいない。ほかの1着馬たちはすべて「前走重賞で2〜5着」。人気になっている前走1着馬は疑ってもいいということなのかも…。

6.牝馬2着になりがち?

 最後は牝馬の活躍について。

 過去10年、牝馬で勝利しているのは2頭。そして2着が牝馬だったというケースは6回もある。ちなみに3着には1回だけ。牝馬が馬券圏内に絡まなかった年は10年で3回だけしかない。牝馬を狙うならば2着付けという作戦もありかも?

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