「俺の芝居は最高や」元ホコ天女王が振り返る『男女7人秋物語』の笑撃ロケ

0

2025年05月11日 11:10  web女性自身

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

web女性自身

写真

「ある日、『男女7人秋物語』の脚本家・鎌田敏夫さんと喫茶店で面接することになりました。所属事務所の社長と一緒に伺ったのですが、『素の私が見たい』と1対1でお会いすることに。そのとき、私がメニューを見てどの飲み物にしようか悩んでいたら、優柔不断キャラになってしまったんですね。それまでは“ボーイッシュでチャキチャキしたサッパリ系”というイメージだったので、ドラマでは正反対のキャラに(笑)」



こう振り返るのは、岡安由美子さん(64)だ。同ドラマは、自身にとって2作目となる連続ドラマだった。



「“夏物語”を見ていたから、続編で私が7人のうちの一人になれるなんて夢みたいでした。でも、現場は緊張を忘れるくらい楽しかったんです」



明石家さんまは、とにかくしゃべり続けていたという。



「楽しくてムードメーカー。本番が終わると、みんながモニターの前に集まって演技をチェックするのですが、毎回『俺の芝居は最高や』と自画自賛。そこに(大竹)しのぶさんが『私のいい芝居をあなたが邪魔している』とツッコミを入れるのがお約束でした(笑)」



さんまといえば、同ドラマ撮影中に勝手に散髪してしまい、不自然に髪の毛の長さが変わってしまうシーンが有名だ。



「出演者で映像を見て大爆笑するほど、おおらかな時代でした」



岩崎宏美にとっては、数少ないドラマ出演作だった。



「ロケバスで移動中、カラオケで『聖母たちのララバイ』などの代表曲を歌ってくれて、大感激したことも」



恋人役の山下真司は、いつも筋トレしていたという。



「朝から元気で、『おはよう!』って支度部屋に入ってくるなり、女性陣がヘアメークをしているところに寝転がって、腹筋や腕立てを始めるんです。本番待ちのときも、よく力こぶを作って『触ってごらん』、『おなかにパンチしてみて』と言われたりしました(笑)」



撮影では、自分の出番が終わっても、スタッフから『エキストラでもやる?』と聞かれ、やるやる! とロケ現場に残ることも。



「しのぶさんはロングヘアのかつらをかぶったりしていましたが、私はそのままの姿で通行人に紛れ込んだり。映像を探せば見つかるはずです」



平均視聴率は30%、最終回は36.6%という人気ドラマとなった原動力は、出演者もノリで楽しめる現場にあったのだ。



『男女7人秋物語』(TBS系・1987年)


前年にヒットした『男女7人夏物語』の続編。ツアーコンダクターの今井良介(明石家さんま)と、ノンフィクションライターを志す神崎桃子(大竹しのぶ)を中心とした男女“9人”による青春群像劇。「もう遅いねや」などの名言も話題に!



【PROFILE】


おかやす・ゆみこ


1961年生まれ、東京都出身。大学生のとき、「ホコ天の女王」として注目され、歌手として作詞作曲もし、アルバムも出している。さらにフジテレビの深夜番組『オールナイトフジ』の司会などを経て女優として活躍。レーシングドライバーとしても活躍。

動画・画像が表示されない場合はこちら

動画・画像が表示されない場合はこちら



    前日のランキングへ

    ニュース設定