ヘタフェに3−0で快勝したバレンシア [写真]=Getty Images ラ・リーガ第35節が10日に行われ、バレンシアは本拠地『メスタージャ』でヘタフェに3−0の快勝を収めた。バレンシアは2連勝で直近10試合無敗となり、レアル・ソシエダらをかわして暫定10位に浮上した。
今季のバレンシアは前半戦19試合で獲得した勝ち点が「13」にとどまり、長らく最下位に低迷。40年ぶり2度目の降格が危ぶまれていたが、昨年のクリスマスから就任したカルロス・コルベラン監督の下でV字回復を遂げた。
バレンシアは後半戦の16試合で9勝5分2敗の好成績を収め、後半戦に獲得した勝ち点「32」は、ベティスやレアル・マドリードと並んでラ・リーガ2位タイ(※1位はバルセロナの「41」)。あれよあれよという間に残留争いから抜け出し、気づけばヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ出場圏内の7位セルタとの勝ち点差「4」と、来季欧州カップ戦への出場を射程圏内にとらえている。
スペイン紙『マルカ』によると、コルベラン監督はヘタフェ戦後に次のようにコメント。欧州カップ戦出場権獲得への意欲を示した。
「(欧州大会について話すのは)怖さも謙遜もない。私たちはすべての勝ち点、すべての試合のために戦う要求の厳しいグループであることははっきりしている。私たちは3試合すべてに臨むつもりだ。幸いなことに、シーズンはまだ終わっていないし、最高の形で戦えるよう準備するつもりだ」
「(残留争いから欧州カップ戦出場へ)メンタリティが変わったのは美しいことだ。私は、ファンにこのチームを誇りに感じてほしいと言ったし、バレンシアニスタの気持ちを生み出し続けるために、これからも競争し、努力し続けるつもりだ」
バレンシアは次節、14日にアラベスと対戦。ラスト2試合はアスレティック・ビルバオおよびベティスと、強敵との戦いが控えている。
【ハイライト動画】バレンシア 3−0 ヘタフェ