コヴェントリーを率いるランパード監督 [写真]=Getty Images MF坂元達裕が所属するコヴェントリーを率いるフランク・ランパード監督が、サンダーランド戦を振り返った。
昨年11月28日にランパード監督が就任した時には17位と低迷していたコヴェントリーだが、最終的には順位を5位にまで上げてチャンピオンシップ(イングランド2部)を終えたことで3位〜6位までで争う昇格プレーオフに進出を果たした。
9日に行われた4位サンダーランドとの昇格プレーオフ準決勝ファーストレグは1−2で先勝を許したコヴェントリーは、13日に敵地でのセカンドレグを迎えた。76分にエフロン・メイソン・クラークが先制点を決めると、このまま2試合合計2−2で90分が終了。延長戦に突入したが、延長後半アディショナルタイムにコーナーキックから決勝点を奪われ、2試合合計2−3で敗退となった。なお、坂元は120分フル出場を果たした。
昇格プレーオフ決勝進出にあと一歩及ばなかった試合後、ランパード監督はイギリスメディア『スカイスポーツ』で「まずは決勝に進出したサンダーランドを祝福したい。そして、選手たちのことは心から誇りに思う」と語りながら、次のように振り返った。
「2試合を見た人はわかるだろうが、ホームでは私たちは圧倒していた。だが、ミスをしてしまい、相手に得点を許してしまった。この試合でも私たちが多くの時間帯を支配していたと思う。私たちは戦い、試合を支配していたけど、後半は波瀾万丈の展開だった」
「選手たちは12月のリーグ戦で17位だった私たちの現状から、全力を尽くしてくれた。シーズン後半は素晴らしい活躍を見せてくれた。私たちのプレーぶり、そして選手たちが試合をコントロールしていたことを考えると、彼らは敗北を喫せざるを得なかった」
「私は彼らよりもずっと年上で、多くの経験を積んできた。かなりひどいことや、成功を収めた経験もある。だから、もう少しバランスの取れた監督になれるかもしれないが、選手たちはそのような扱いを受けるべきではない。私たちは恨んでいない。サンダーランドを祝福する。だが、この2試合では私たちの方が優れたチームだった。だからこそ、彼らはウェンブリーに行けてとても喜んでいるだろう」