欧州大会の出場権獲得が絶望的に…ソシエダ指揮官「今季終盤の結果は選手たちにとって不公平」

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2025年05月14日 09:32  サッカーキング

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レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督 [写真]=Getty Images
 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督がセルタ戦を振り返った。13日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第36節が行われ、レアル・ソシエダは本拠地『レアレ・アレーナ』でセルタと対戦。来季の欧州大会出場を目指す両チームが勝ち点差「6」で迎えた直接対決は、44分にアルフォンソ・ゴンサレスの得点でセルタが先制する。先発した久保建英も積極的なドリブルで攻撃の糸口を探るが、最後までレアル・ソシエダにゴールは生まれず試合は終了。敗れた“ラ・レアル”は、これでリーグ戦6試合未勝利となった。

 セルタ戦後のインタビューに応じたイマノル監督は、「前半は互角でとても良いチーム同士の拮抗した展開だった。しかし、後半は我々のほうが上回っていた」と述べつつ、「セルタは非常に良いサッカーをするチームであり、そんな相手に対して今日のような試合を展開するのは本当に難しい。彼らにとっては、もっとも多くチャンスを作られた試合の一つになるだろう」とコメント。続けて、「これで欧州大会に進む可能性が大きく遠のいてしまい、特に選手たちのため、私は悔しく腹立たしく感じている。今シーズン終盤の結果は選手たちにとって不公平だ。全力で戦っているが、報われていない」と胸の内を明かしている。

 一方、「残り3試合の段階でまだ欧州大会出場権獲得の可能性があるにもかかわらず、スタジアムに来ない人がいたことは理解できない。コパ・デル・レイではマドリーに、ヨーロッパリーグではマンチェスター・ユナイテッドに敗れた後でもだ」と主張。「もし今シーズンを“失敗”だと考えて来場を拒んだ人がいるなら、私にはその気持ちは理解できない。選手たちの献身ぶりを見て私は安心して眠れる」と見解を口にした。

 また、イマノル監督は今季限りでの退任を発表しているため、次節がホームラストマッチとなる点について、「勝たなければならなかった試合に勝てなかったという事実が、私の別れを象徴することはないだろう。ファンから受け取った愛情はとても大きい」と説明。しかしながら、「正直、私はそんな愛情を受けるに値しないかもしれない。勝つべき試合で勝てなかったのは悔いが残るが、良心は穏やかだ。次もいつものように勝ちたい気持ちはあるが、それは単に別れだからという理由だけではない。それは特別な別れに値しない」と冷静に語っている。

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